パリ・サンジェルマン(PSG)のトーマス・トゥヘル監督は解任されることが濃厚となっている。クラブと監督の関係は最近になって緊張してきており、内部では移籍方針を巡って両者が頻繁に衝突するようになっていた。まだ半年の契約が残っているトゥヘルの後任には、トッテナムの元監督マウリシオ・ポチェッティーノが挙がっている。

■レアル・マドリーへの影響
そして、フランス代表FWのキリアン・エムバペは、ドイツ人監督との関係が激動した選手だった。ドイツ人監督の解任は、来夏のエムバペ獲得を目指すレアル・マドリーの新たな障害となる可能性があり、すべてが少し複雑になっている。

さらに、この解任劇はジネディーヌ・ジダン監督の将来の後継者にも影響を与える可能性がある。パルク・デ・プランスでの就任が有力視されているアルゼンチン人監督は、マドリーの会長フロレンティーノ・ペレスが考えるジダンの理想的な後継者でもあった。

この解任の実現は、スポーツディレクターのレオナルドが監督とエムバペの関係悪化を防ぐことが示唆されているのかもしれない。昨シーズン、フランス人FWと監督の関係が非常に険悪なものとなっており、特に2つの事件(モンペリエ戦とナント戦)では、試合終了前に途中交代され、公の場で不快感を示していた。

「私は監督であり、これはテニスや個人のスポーツではなく、サッカーなのだ。PSGがチャンピオンズリーグ決勝に進出したことで、すべてが解決したかに見えたが、事態は大きく変わってしまった」とトゥヘルは当時語っていた。

PSGが欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝に進出したことで、良い方向に進んでいるように見えたが、事態は大きく変わってしまった。

■ムバッペの獲得のための金額が上昇
マドリーは来夏にエムバペとの契約を完了させる計画を立てていた。エムバペと彼の側近は、PSGとの契約更新がまだ可能であることを知っている。つまり、マドリーが将来的に彼との契約を希望する場合には、事前に金額を合意するということだ。この金額は2億5,000万ユーロ(約315億7,000万円)という天文学的な数字になるが、これはマドリーが2021年の夏に彼と契約する際に必要だと見積もっていた1億8,000万ユーロ(約227億円)をはるかに上回るものである。