レアル・マドリーとアトレティコ・マドリーのコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)における早期敗退を受けて(アトレティコは、FCバルセロナの対戦相手コルネジャに敗れて敗退している)、監督ロナルド・クーマン率いるFCバルセロナは、警戒しながらコルネジャ戦に臨んでいる。

■試合結果:2度PK失敗のバルサ 3部相手に辛勝...延長戦でデンベレが強烈な一撃

敵地でのこの試合において気持ちを緩める時間はなく、それゆえに戦力を落とすことなくイライシュ・モリバ以外は、トップチームのメンバーで先発を組んでいる。今週18歳になったイライシュ・モリバにとっては、嬉しいサプライズであり、最高の誕生日プレゼントになっている。そのパーソナリティと自信は、十分に将来性が感じられるものであり、採点も「7」をつけている。

控えめな前半は、終了間際にミラレム・ピャニッチがPKを失敗し、リキ・プッチも立ち上がりの20分は優れたパフォーマンスを披露したものの、その後は存在感を示せず、ハーフタイムにウスマン・デンベレと交代している。そして、クーマン率いるバルサは、後半に入りパフォーマンスレベルを改善したが、コルネジャも複数回バルサのゴールに迫るチャンスを演出している。ただ、バルサは、後半にも得たPKを再び失敗し、延長戦での決着を余儀なくされている。

なお、デンベレは、“PK失敗”という戦犯になってもおかしくなかったが、延長に入って早々に強烈なシュートでゴールを決めてヒーローになっている。

下記がコルネジャ戦でのバルサの選手達の採点&寸評である。

■GK
ネト(6)適当
あまり出番がなかったと言えるが、対応すべきボールにはきちんと対応している。常に集中し、ディフェンスラインを統率している。今後、テア・シュテーゲンの後釜になれる可能性は充分にあるだろう。

■DF
オスカル・ミンゲサ(6)丁寧
サイドバックの代役としてもプレーできることを証明している。プレーしやすそうには見えないが、適当なプレーで自身の役割を果たしている。大きなミスもなく、後半に入ってからはより大胆なプレーも見せられるようになっている。

ロナルド・アラウージョ(8)皇帝
この試合においてバルサの選手の中で最も優れたパフォーマンスを披露している。全てのプレーにおいて成功しており、守備において相手の攻撃を阻止し、ボール奪取でも傑出している。それらに加え、PKを獲得もしているが、チームメイトがこれを活かせていない。

クレマン・ラングレ(6)適正
スペイン・スーパーカップとシーズン序盤のパフォーマンスは、考えものだが、この試合では適正なパフォーマンスを見せている。大きなミスもなく、シンプルに適切なプレーをしている。アラウージョとの関係もよかったと言える。

ジュニオル・フィルポ(6)鍛錬
特段良くも悪くもなく、ジョルディ・アルバの代役としてはまだまだ物足りない状況である。ただ、序盤は、緊張が感じられるプレーもあったが、徐々に自分の持ち味を出せるようになっている。適当なプレーをしていたが、決定的な仕事はできていない。

■MF
ミラレム・ピャニッチ(5)低調
満足のいくパフォーマンスが披露できておらず、スターティングメンバーとしての地位を確立することはできていない。チームをコントロールできるチャンスがあったにもかかわらず、活かせてない。チームに安心をもたらすPKを失敗している。より多くの貢献が必要である。

リキ・プッチ(6)酷すぎる途中交代
時間の経過とともに存在感が薄くなっており、ハーフタイムにクーマンに交代されている。立ち上がりの20分は、自由に動き、果敢に攻撃して優れたパフォーマンスを見せていたが、その後はパフォーマンスレベルが一気に低下している。ただ、監督クーマンの罰のような采配は、酷すぎる。


■FW
フランシスコ・トリンコン(5)大きな期待
充分な出場時間というチャンスを与えられているにもかかわらず、期待されるパフォーマンスを披露できていない。唯一の輝きを見せたプレーも、相手GKラモン・フアンにセーブされている。まだ若く、我々も我慢強く見守ることができるが、現状は、期待されている輝きを見せられていない。

マルティン・ブライトバイテ(5)控えめ
9番としてプレーしたが、可もなく不可もないプレーをしている。前半、複数回チャンスが巡ってきたが、それらを活かせていない(試合終了間際に相手ゴールの目の前でボールを受けてゴールを決めている)。また、相手センターバックとの勝負に敗れていたと言える。

アントワーヌ・グリーズマン(5)求められる存在
人工芝のピッチという条件の中で満足いく存在感を見せられていない。常にマークされており、試合を通して思ったようなプレーはほとんどできていない。

■途中出場
ウスマン・デンベレ(7)救世主
PK失敗を含めて、投入されてからのプレーでは、なかなか思うようにプレーできず苦しめられている(PKを真ん中に蹴り、GKが動かなかったために止められたため、愚か者のように見えている)。ただ、試合のリズムを変えるために果敢にプレーすることをやめず、延長戦では、強烈なシュートでGKラモン・フアンの牙城を崩して先制ゴールを決めている。

セルヒオ・ブスケツ(6)レジスタ
ピッチに足を踏み入れるとチームにバランスをもたらして貢献している。特に、攻めている時にできる後方のスペースをケアしている。延長戦に入って勝利を手にするために必要不可欠な役割を果たしている。

ペドリ(6)特別な才能
後半から投入されるも、後半はあまり存在感を見せられていない。ただ、延長戦に入ると強い輝きを見せている。デンベレに優れたボールを供給し、0-1となるゴールの起点となったのに加え、デンベレのトリッキーなパスに抜け出してブライトバイテにアシストしている。

コンラッド・デ・ラ・フエンテ(6)果敢
延長後半に投入され、早々に決定的なチャンスを掴んでいる。