監督ジネディーヌ・ジダンは、現在決して好調とは言えない状態のヘタフェとの試合の重要性を理解しているものの、セルヒオ・ラモス、ダニ・カルバハル、ルーカス・バスケス、エデン・アザール、トニ・クロース、ロドリゴ・ゴエス、アルバロ・オドリオソラなど多くの怪我人が出ている中での戦いを強いられている。
そして、指揮官は、右サイドに下部組織のマービン・パクを起用しなければならなかったのに加え、左サイドのにはマルセロも先発起用せざるを得なくなっている。

前半、マドリーは、ヘタフェにGKティボー・クルトワが守る自陣ゴールにほとんど迫らせることはなかった。攻撃では、コーナーキックにカリム・ベンゼマがヘディングで合わせ、クロスバーを直撃するチャンスもあったが、スコアレスのまま前半を終えている。ただ、後半、低調なヘタフェから2ゴールを奪い、マドリーが難なく勝利を収めている。

レアル・マドリー対ヘタフェ【試合詳細】

下記がヘタフェ戦でのマドリーの選手達の採点&寸評である。

■GK
ティボー・クルトワ(6)観戦者
ゴールにヘタフェのシュートが飛んでくることはなく、ラ・リーガのプロトコルに認められた唯一の観戦者となっている。足を使ったビルドアップでも問題はなく、それ以外のプレーも安定感のあるプレーを披露している。

■DF
マービン・パク(6)適当
いつもはもう少し攻撃的なポジションでプレーする同選手だが、監督ジダンによって右ウイングバックとして起用されている。それでも上手く対応し、適当なパフォーマンスを披露している。ただ、フィジカル的な違和感を感じ、後半開始早々に交代を余儀なくされている。しかし、交代するまでは、ビルドアップ、攻撃参加において十分な貢献をしており、大きなミスもなかったと言える。

ラファエル・ヴァラン(7)皇帝
契約更新を決めたのかどうなのかはわからないが、セルヒオ・ラモスがパートナーとしていなくても再び高いパフォーマンスレベルを見せ、チャンピオンズリーグでの失態は忘れたようである。アンヘル・ルイス・ロドリゲスとハイメ・マタを完封し、ビルドアップの部分でも優れていたと言える。

ナチョ(6)従順
適当以上のパフォーマンスを披露している。新型コロナウイルス陽性反応による隔離措置から2試合を戦い、ヴァランとの連携もよかったと言える。力強く、ボールを持った時には、目的を持ってプレーしている。

フェルランド・メンディ(7)急襲
監督ジダンが信頼を寄せる戦える選手の1人である。ほぼ全てのポジションをプレーしていたと言える。8~9点評価をあまり得ることはないが、常に6~7点評価を得るパフォーマンスレベルを発揮している。加えて、この試合では、相手ゴール前に侵入し、まるでストライカーのようなスタイルでゴールを決めている。今シーズンの自身初ゴールである。

マルセロ(6)再発見
今シーズンのこれまでのパフォーマンスは、もはや過去の人というようなものであり、チームへの貢献もあまりできていなかった。しかし、この試合で左サイドに起用され、精力的にプレーし、カリム・ベンゼマと連携をとってスペースを探しながら、プレーしている。メンディーが決めたチームの2ゴール目では、完璧なクロスを上げており、まだまだチームに貢献ができる選手だと示している。

■MF
カゼミロ(6)模範
適当以上のパフォーマンスだったと言える。多くのボールを回収し、ボール配給の部分でも満足できる貢献をしている。

ルカ・モドリッチ(7)確実
もはやほとんどミスをしないと言える。絶妙なテクニックを披露し、ボールを前に運んでいる。この試合のヘタフェ相手にハードワークする必要もなく、チームをよく動かし、リズムを変え、プレーに意図を持たせている。メンディが決めた2ゴール目にも絡んでいる。

■FW
マルコ・アセンシオ(6)控えめ
2021年は、非常に優れたコンディションを保っており、大怪我をする前のパフォーマンスレベルを取り戻しつつあるようである。しかし、ヘタフェ戦では、ほとんど輝きを見せることができていない。

ヴィニシウス・ジュニオール(6)アシスト
ようやくチームに貢献している。カリム・ベンゼマの先制ゴールを正確なクロスでアシストしている。ただ、その後に何度かクロスを試したものの、遥か彼方にボールは飛んでいっている。何かポジティブな要素が必要だっただけに、チームに貢献できたことを喜んでいるだろう。

カリム・ベンゼマ(7)殺し屋
ラ・リーガにおいて今シーズン11ゴール目を決めている。マドリーの攻撃の全ての責任を負い、それに応えるかのごとく、ヘタフェにとって強い脅威となっている。ヘディングでゴールを奪ったのに加え、他にもクロスバーに直撃するヘディングシュートも放っている。素晴らしいパフォーマンスだったと言える。

■途中出場
セルヒオ・アリバス(6)活性
下部組織所属のアリバスは、これまで9分間の出場時間しか与えられていなかったたが、この試合では、40分間の出場機会を得ている。適切なプレーを行い、チームの2ゴール目に絡んでいる。

イスコ・アラルコン(6)ローテーション外
監督ジダンのローテーション外のイスコは、試合の結果が決まった状態で投入されている。

ビクトル・チュスト(6)デビュー