FCバルセロナは、チャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦を見据えながらも、ラ・リーガのタイトル制覇の可能性を考えると勝つしかないアラベス戦に挑んだ。その中で監督ロナルド・クーマンは、主力選手と複数の目新しい選手を起用している。

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イライシュ・モリバがその筆頭であり、我々は同選手の採点を「6」とした。下部組織出身のイライシュは、最初の2度のバルサの決定機に絡んでおり、いい形でデビューを飾った。ミッドフィールダーとしてフレンキー・デ・ヨングの位置に入り、時間の経過とともにトップチームのプレーリズムに順応、フランシスコ・トリンカオが決めた先制ゴールをアシストした。後半、横パスをルイス・リオハにカットされゴールを献上する形になってしまったが、幸いにもチームメイトに助けられ、試合を無事終えることができた。

■GK
マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(7点)
『賢明』
27分までゴールに迫られることはなく、2度のセーブでゴールを阻止している。リオハに決められた1対1の場面は成す術なし。

■DF
オスカル・ミンゲサ(7点)
『確固』
再び右サイドバックとして起用された。先制ゴールの場面ではクロスを供給し、相手のディフェンスを崩す重要な貢献をした。リオハが投入されてからディフェンス面で少なからず苦しめられ、残り20分のところでベンチに下がっている。

フレンキー・デ・ヨング(7点)
『ジョーカー』
クーマンはデ・ヨングをセンターバック、ピボーテ、インテリオールなど様々なポジションで起用している。この試合ではセンターバックを務めたが、ディフェンスではそれほど要求されることはなかったと言える。ただ、チームは相手エリアへ侵入するデ・ヨングの飛び出しやも持ち運びがなく途中までは攻略に手を焼いた。後半はピボーテとなり、より攻撃に関われたが、ゴールという結果は出せていない。スコアが2-1の状態でミラレム・ピャニッチと交代。

クレマン・ラングレ(7点)
『信頼』
再びスターティングメンバーに戻り、FWホセルとの戦いを繰り広げた。適当なパフォーマンスを披露し、PSG戦に向けてアピールした。

ジュニオル・フィルポ(7点)
『攻撃参加』
遂に本職である左サイドバックでプレーできた。サイドを疾走し攻撃参加も頻繁に見せた。ただ、ジョルディ・アルバほどの決定機演出はできておらず、ディフェンスでもエドガル・ガルシアに複数回にわたり苦しめられている。後半、より攻撃的にプレーし、バルサで自身2ゴール目を決めている。

■MF
セルヒオ・ブスケツ(7点)
『メトロノーム』
ブスケツに休みはない。再びチームの中心としてプレーしたのに加え、ボールロストした場面では、後方からの的確な指示でプレスを機能させた。ハーフタイムに交代。

リキ・プッチ(7点)
『インテリジェンス』
与えるチャンスは多くないが、出場機会を得たときにインパクトを残せている。序盤から精力的にプレーし、常にボールを要求した。相手エリアでの精度が若干欠けていたが、チームメイトとうまく連携して敵陣でのボール奪取で貢献。バルサのトップチームで初めてフル出場している。

イライシュ・モリバ(6点)
『デビュー』
リーガ1部とカンプノウでのデビュー戦であり、緊張感を否めなかったが、徐々に適応し、初アシストも記録。横パスを奪われるミスから失点に関与したが、及第点の出来だったと言える。

■FW
フランシスコ・トリンカオ(7点)
『褒美』
右サイドからアラベスを最も苦しめた選手だった。先制ゴールは違う形だったとは言え、幾度となく1対1を仕掛けている。イライシュのアシストから先制ゴールを決め、後半はGKパチェコがメッシのシュートを弾いたところを詰めてバルサで初の1試合2ゴールを達成。

レオ・メッシ(9点)
『絶好調』
毎試合で若手選手達を助けている。この試合では、イライシュに対して助け舟を出した。VARによって無効とされたゴールもあったが、前半終了間際と後半に、テレビゲームの世界にでもいるかのような美しいシュートを突き刺した。最初の得点は低弾道の強烈なシュート、2本目はカーブをかけた美しい軌道のショットだった。絶好調でありPSG戦に向けて準備万端。

アントワーヌ・グリーズマン(7点)
『アシスト』
あまり存在感はなかったがチャンスにも絡んだ。メッシとの連携でジュニオル・フィルポのゴールをアシストした。PSG戦では更なる貢献が不可欠である。

■途中出場
サミュエル・ユムティティ(6点)
『汚名返上』
セビージャ戦の汚名返上のために後半からピッチに送り出された。ネガティブな評価となるようなプレーはなかった。

ペドリ(8点)
『キーマン』
チームのパフォーマンスが最大化されるようにピッチに送り出された。そして、ペドリは期待に答えて責務を十分に果たした。バルサのプレーにスピードをもたらし、トリンカオの2ゴール目の起点となった。バルサのキーマンである。

セルジーニョ・デスト(6点)
『復帰』
フィジカル的な違和感によって満足のいくような出場機会を得られていない。PSG戦に向けた調整のためにこの試合でプレーしており、問題はなさそうである。

ミラレム・ピャニッチ(6点)
『強度』
怪我から復帰し、デ・ヨングを休ませるために後半途中から出場。現状、これがピャニッチの役割である。

ウスマン・デンベレ(6点)
『100試合達成』
残り時間が少ない場面での出場となったが、バルサでの記念すべき100試合出場を達成した。この試合での出場の目的は、チャンピオンズリーグに向けてリズムを掴むための調整だった。