FCバルセロナは、コパ・デル・レイ準決勝セビージャ戦2ndレグを戦い、開始早々から相手を圧倒している。ウスマン・デンベレが強烈なシュートで先制ゴールを決めたのに加え、徐々にバルサは、監督ジュレン・ロペテギ率いるセビージャのハイプレスを無効化する術を把握しており、前線からのプレスを掻い潜ってはチャンスを作り出している。苦しい戦いを強いられたセビージャは、全くと言っていいほどチャンスを作り出せていない。

後半に入ると、セビージャはトータルスコアという意味での同点ゴールを狙うバルサを食い止めるために低い位置でブロックを形成している。この試合のレフェリーを務めたサンチェス・マルティネスは、オスカル・ミンゲサがルーカス・オカンポスを倒したとしてPKの判定を下し、試合の流れを変わるかと思われたが、幸運にも守護神テア・シュテーゲンがこれを阻止して、窮地からチームを救っている。そして、フランシスコ・トリンカオに対するファウルでセビージャのフェルナンド・フランシスコ・レゲスが退場となると、試合終了間際にピケがついに同点ゴールを決め、試合は延長戦に突入している。

なお、延長前半が始まると、早々にマルティン・ブライトバイテがアントワーヌ・グリーズマンのクロスに合わせて決勝ゴールを決め、試合はこのまま終了し、バルサが決勝へ駒を進めている。

■バルサ 0-2から逆転突破...ピケが土壇場で同点弾 セビージャ撃破で国王杯決勝進出

バルサの選手たちの採点は以下の通りである。

■GK
テア・シュテーゲン(8)救世主
セビージャがハイプレスをかけてきたことによって、ビルドアップの起点となっている。バルサのディフェンスラインは、守護神テア・シュテーゲンに強く依存している。残り15分の場面でルーカス・オカンポスのPKを阻止して、バルサを救っている。

■DF
セルジーニョ・デスト(7)解放
3バックのシステムが非常にフィットしており、オフェンス時に背後を気にせずにプレーできることでサイド全体を利用できている。ピッチ中央で味方選手が顔を上げると、サイドで常に準備をしており、選択肢の1つになっている。相手DFマルコス・アクーニャとの勝負を制している。

オスカル・ミンゲサ(8)圧倒
ディフェンス面だけでなく、ボールを持ったプレーでも攻撃参加し、デストをサポートしている。オリベル・トーレスに加え、他のセビージャの選手達も、ミンゲサの悪夢を見るだろう。それくらい存在感を示している。

ジェラール・ピケ(9)皇帝
「ここは自分が統治する、それ以外は任せる!」と言わんばかりのパフォーマンスを自分のエリアで見せている。センターバックとしてチームに指示を出し、バルサのプレーの始点となり、相手のプレーの終点となっている。まさに皇帝のごときプレーを披露している。

クレマン・ラングレ(7)勇敢
そのパフォーマンスに疑問があったものの、勇敢にプレーしている。試合を通して、高いパフォーマンスレベルを維持している。しかし、延長戦に突入してからよもやPKを献上してしまいそうになっている。

ジョルディ・アルバ(8)連携
セビージャとの攻防があるところで存在感を見せ、全力でプレーしている。開始早々から高いインテシティでプレーしている。そして、必要な時には、もう1人のFWのようにプレーした一方で、的確にディフェンスの役割もこなして、ラングレをサポートしている。1-0のスコアでのアクロバティックなボレーシュートは惜しくもクロスバーを叩いている。

■MF
セルヒオ・ブスケツ(8)紳士
フットボール紳士であり、監督ロナルド・クーマンの起用方法に華麗にフィットしている。チームメイトと共に、無駄なくプレーできている。パスミスは、ブスケツの頭にはないだろう。

フレンキー・デ・ヨング(8)推進力
データを見なくても、デ・ヨングが90分間での走行距離が最多なのは明らかだろう。素晴らしいショーだったと言える。優れた推進力と華麗なボール捌きを披露している。

ペドリ(8)奇跡的
ペドリの全ての動きに意図があり、ファーストタッチで相手を交わしている。また、正確な長短のパスで相手を打開している。優れた選手である。

■FW
レオ・メッシ(8)羅針盤
ボールがメッシを経由することでチームメイトも含めて進むべき正しい道筋が明確になっている。セビージャは、メッシがボールに触れるたびに苦しめられている。ゴールを決めることはできていないが、非常に惜しかったと言える。

ウスマン・デンベレ(8)悩みの種
センターフォワードのポジションにうまく順応している。そして、実際に、エリア外からの難しいゴールを右足で決めている。デンベレがボールを持つたびにセビージャのディフェンス陣は冷や汗をかいている。

■途中出場
アントワーヌ・グリーズマン(8)起爆剤
途中出場で輝きを見せている。デストと交代して出場し、ダイナミックなプレーを見せている。インテンシティの高いプレーを見せ、アディショナルタイムに生まれた貴重なピケのゴールと延長に入ってから生まれたマルティン・ブライトバイテのゴールをアシストしている。

ジュニオル・フィルポ(6)活性化
残り15分の場面で出場し、チームに活力をもたらしている。右サイドで攻撃的な役割を担っている。

イライシュ・モリバ(6)パワフル
休みなくセビージャに猛攻を仕掛けているタイミングでピッチ中央においてインテンシティの高いプレーと豊富な運動量でチームに貢献している。

マルティン・ブライトバイテ(7)決勝ゴール
監督クーマンが体を張れる選手を求めている時に起用されている。セビージャのディフェンス陣と戦い、延長戦に突入してから決勝ゴールを決めている。

フランシスコ・トリンカオ(7)超越
試合終盤に投入されている。エリア付近で倒され、フェルナンドを退場に追いやっている。