今季初めから、イヴァン・ラキティッチ(セビージャ)とアルトゥーロ・ビダル(インテル)が去ったFCバルセロナの中盤に、ミラレム・ピャニッチがやってきた。

国際的なレベルでの多くの経験を積んできたベテランの獲得は大きな賭けだったが、このボスニア人はそのクオリティを発揮する機会はほとんど得られていない。
シーズン終了間近になると、ヨーロッパのトップクラブが、バルサが経費節減のために彼を放出するのではないかと見張っている。
ピャニッチはバルサでは出場機会を失ってはいるものの、欧州サッカー界では大きな人気を持ち、彼自身ももっと主役となることを願っている。

バルサは昨シーズン、ピャニッチを獲得するために努力していた。ピャニッチは、バルサのプレーに組み込むことができるプレーメーカーのプロフィールに合ったMFである。
クラブはアルトゥールとの交換を計画していたが、ユヴェントスは、彼をPSGへ売却することに前向きだった。

結局、ピャニッチはカンプノウでプレーすることを決めたのだが、今のところ、その賭けは、彼が期待していた通りにはいかなかったようだ。
出場時間が少なく、クーマンからも信頼を得られていないのにもかかわらず、このボスニア人はヨーロッパで高い評価を維持している。

彼のMFとしての技術的なスタイルは非常に求められており、すでにチェルシーやインテルが彼の去就について問い合わせているようだ。

チェルシーも昨夏、彼に興味を示していたが、獲得争いから退いた。一方、インテルはセリエAを優勝したばかりで、ピャニッチは非常に価値のある1ピースになると考えている。イタリア(ユヴェントス時代)での彼の活躍は目を見張るものがあった。

ピャニッチは、バルセロナで続けることに気が進まないわけではない。なぜなら、自分にもチャンスがあると確信しているからだ。しかし、クーマンが続投すれば、移籍は明らかであり、チーム内での彼の役割があまり重要なものではないということは既にわかっている。

彼の年俸は非常に高く、バルサはメンバーの中に起用しないのにコストのかかる選手を持ちたくないと考えている。
バルサが扉を開けてくれれば、ボスニア人は最高レベルのチームに行くことに何の問題もないことは明らかだが、同選手の周囲と非常に良い関係を築いており、彼らは熟考している。

取引は、彼の到着が6000万ユーロ(約79億円)とボーナス500万ユーロ(約6億6000万円)と評価され、それとアルトゥールとの交換であったため、レンタルによってのみ実現可能だろう。彼の市場価格が下落しているため、現時点ではレンタル移籍が最も有効な選択肢となる。

ピャニッチは今シーズン、クーマンと自身の状況について会談の場を何度か設けてもらっているようだ。

ユベントスで不動のレギュラーとして活躍し、最高レベルの重要な試合にも慣れている。監督は、効果のなかったシステム変更と共にデ・ヨングとブスケッツの中盤を優先している。現在では、セルジ・ロベルトやイライシュ・モリバがローテーションの中で彼よりも優先されているように見える。リーグ戦も残り少なくなってきたが、彼の状況は変わらないため、クラブと同選手は、全ての面において有益な解決策を模索するだろう。