韓国Kリーグ1(1部)で早くも“2強”体制が固まりそうだ。

第9節までを終えたKリーグ1で、全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースが勝ち点23、蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)が勝ち点20を確保し、先頭を走っている。
どちらも開幕前に監督交代を行ったにもかかわらず、例年と変わらぬ巡航を続けている。
キム・サンシク新監督率いる全北現代は、「タッチゴ(ひたすら)・コンギョク(攻撃)」という意味から“タッコン・サッカー”と呼ばれるクラブの伝統の復活を宣言している。
キム監督はシーズン前に1試合当たり2ゴールを約束した。そして実際に9試合22ゴールと、1試合当たり2.44ゴールを決めている。全北現代はここまで7勝2分の首位と、唯一無敗を貫いている。
新加入のロシア人FWスタニスラフ・イリュチェンコ(30)が7ゴールで得点ランキング首位を走り、MFハン・ギョウォン(30)、MFイ・スンギ(32)、ガンビア代表MFモドゥ・バーロウ(28)が各3ゴールと、バランスの取れた得点分布を見せている。
全北現代に勝ち点3差で2位の蔚山現代も、FWイ・ドンジュン(24)やFWキム・ミンジュン(21)らの活躍に支えられ、6勝2分1敗を記録している。
3位には蔚山現代と勝ち点5差の城南(ソンナム)FC(勝ち点15)がつけているが、上位2チームの対抗馬になれるかは疑問だ。城南FCは昨シーズン、開幕4試合で2勝2分を記録して3位に上がったが、夏に入り急激に低迷していた。
“名門復活”を掲げるFCソウルと水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスも、相次ぐ負傷者の発生で勢いに陰りが見えている。平日試合が続く過密日程で選手層の限界に直面しているようだ。
このほか、昨シーズンのファイナルA(上位グループ)に入ったチームも成績が振るわない。
昨シーズン、リーグ最多の56得点をたたき出した浦項(ポハン)スティーラースは、ここまで12チーム中8位にとどまっている。2シーズン連続5位でフィニッシュした大邱(テグ)FCも1勝4分4敗の絶不調で11位に沈んでいる。ただ、開幕3連敗を喫した江原(カンウォン)FCが直近6試合で3勝3分と無敗を続けているのは興味深い。