FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・イタリア サルディニアの最終日デイ4が5日、サルディニア島北部で行われ、前日に総合首位に立ったヒョンデ・シェル・モビスWRTオィット・タナクが優勝。ヒョンデがシーズン初勝利を挙げた。TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組は5位フィニッシュだったもののドライバー・ランキング首位の座を守り、2位ヒョンデのティエリー・ヌーベルとの差を拡げた。

■ポイント獲得で満足すべき

トヨタにとっては痛いラリーとなってしまった。エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組はデイ2でのリタイアが響き総合40位、デイ2に首位に躍り出たエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組はデイ3のクラッシュで総合44位に転落、ロバンペラもリアウイングを破損するなどで総合5位がやっとだった。TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team Next Generationから出場の勝田貴元は、ロバンペラに次ぐ総合6位でフィニッシュしている。

ただし、ロバンペラは5位に滑り込むことで10ポイント、パワーステージで獲得した4ポイントを加算、ドライバーズ・ランキングにおけるリードを46ポイントから55ポイントに広げることに成功した。

ロバンペラは「自分たちの今日の目標は、最後まで走りきりパワーステージでポイントを獲得することだと理解していました。フィーリングはあまり良くなく少々厳しい状況でしたが、それでも何とか2番手タイムを出し、総合5位で得たポイントに4ポイントを追加することができました。とても厳しい週末でしたが、シーズンの最後にポイントを合計した時に今回のような結果が重要な意味を持つので、クレバーに戦わなければならないと思っていました。選手権ランキング2位のライバルよりも多くのポイントを獲得できたのですから、満足するべきでしょう」とコメントを寄せた。

次戦は、6月23日から26日にアフリカのケニアで行われる第6戦「サファリ・ラリー・ケニア」。この伝統のラリーは昨年、2002年大会以来19年ぶりにWRCとして開催され、トヨタのセバスチャン・オジエが優勝。勝田がキャリアベストとなる総合2位で表彰台に立っている。

ラリー・イタリア サルディニアの結果

1 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (ヒョンデ i20 N Rally1) 3h10m59.1s 2 クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル (フォード Puma Rally1) +1m03.2s 3 ダニ・ソルド/カンディド・カレーラ (ヒョンデ i20 N Rally1) +1m33.0s 4 ピエール=ルイ・ルーベ/ヴィンセント・ランデ(フォードPuma Rally1) +2m09.4s 5 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン(トヨタ GR YARIS Rally1) +3m02.8s 6 勝田貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1) +4m02.6s

文・SPREAD編集部