FIA世界ラリー選手権WRC)第13戦ラリージャパンは11日、愛知県豊田市郊外を中心にデイ2が行われ、クラッシュ、大炎上など大波乱が続く中、TOYOTA Gazoo Racingエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合トップをキープ。2番手にはティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)が、3番手には今季、最年少でドライバーズ・タイトルを獲得しているカッレ・ロバンペラがつけた。

地元・愛知県出身の勝田貴元は5番手につけ、表彰台を窺う。

エバンスは「クリーンだったよ。今朝より少し良くなって安定感も出てきた。それでもまだトリッキーな場所もあるし、何より常にとてもビジーだ!」とトリッキーなコースにも手応えを感じたようだ。

それは勝田も同様のようで「クルマの状態が良くなって、より自然なドライビングができたと感じている。グリップがどれくらいあるか分からないから、スピードを出すのにまだためらいがあったけど、それでもかなりいい調子だよ」と地元開催での表彰台に向け巻き返しを期す。

■初日トップのオジエはタイヤトラブルで後退

10日に開幕したラリージャパンは、初日のSSでシトロエンを駆る新井がクラッシュで病院に搬送。2日目のスタートSS2ではダニ・ソルドのヒョンデが大炎上。ソルドは「シートの間から炎が上がり、何もできることはなかった」と全焼したマシンを後に落胆のコメントを残している。

この日はさらに、カエタン・カエタノビッチ(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)もSS2旧伊勢神トンネルの出口付近でクラッシュし、リタイヤ。クレイグ・ブリーン(フォード・プーマ・ラリー1)は、SS4の9km地点でバリアに接触し走行不能に。ブーリンはSS2後、「たぶん4〜5秒遅れたと思うけど、それほど悪いスタートじゃない」と好感触を語っていたが、無念のリタイヤとなった。

本大会はあらかじめトリッキーであると各ドライバーが口々に語っていたが、実際には想像以上のようだ。

初日、トップにつけていた昨季王者セバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、タイヤ交換を強いられ2分30秒以上の遅れ。「正直言って何があったのかまったく分からない。路面がとても狭くてグリップがあまりなく、何も感じなかった。僕らのレースは終わってしまった」とコメント。それでも「今朝はパンクの影響で走りが明らかに遅かったけど、クルマの調子はいいよ。僕らにできることはドライビングを楽しみ、クルマをきちんと走らせ続けることだけだね」と前を向いた。

デイ3は5時50分スタート予定となっている。

■ラリージャパン 初日暫定結果

1.エルフィン・エバンス (トヨタGRヤリス・ラリー1) 12’18.9 2.ティエリー・ヌービル (ヒョンデi20 Nラリー1) +0.3 3.カッレ・ロバンペラ (トヨタGRヤリス・ラリー1) +1.7 4.オィット・タナク (ヒョンデi20 Nラリー1) +1.8 5.勝田貴元 (トヨタGRヤリス・ラリー1) +2.2

文●SPREAD編集部