大王製紙エリエール・レディース」は藤田さいきの11年ぶり優勝で幕を閉じ、それと同時に今大会をもって、メルセデス・ランキング50位内に与えられる来季のシード権も確定した。

■初シード11人のフレッシュな面々

今季2勝を挙げた川崎春花岩井明愛と千怜の双子姉妹らが初シードを獲得した一方、ツアー14勝の有村智恵や20季連続でシードを守って来た李知姫(イ・チヒ)らがシード権を喪失した。JLPGA公式サイトが伝えている。

次週のシーズン最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」は、出場資格が今季優勝者やメルセデス・ランキング上位者に限定されるため、同ランク上位50人に与えられる来季シード権は「大王製紙エリエール・レディース」の終了をもって確定した。初シードを得たのは11人。川崎、岩井姉妹のほか、佐藤心結、佐久間朱莉、セキ・ユウティン、後藤未有、岸部桃子、尾関彩美悠、阿部未悠、小倉彩愛が食い込んだ。

双子の岩井明愛・千怜は、史上初となる姉妹での同一年シード権獲得となった。ランク40位に入った姉の明愛は姉妹シードについて「本当にうれしい。今シーズン優勝できなかったことは悔しいですが、良い1年で終えることができた。来年は(千怜と)一緒に最終戦のリコーカップへ出たい」とコメント。ランク17位の千怜も「2人で獲れたことがすごくうれしい。(シード権獲得を)目標に今まで頑張ってきたので、その一つを達成できました。2人でもっと上位争いができるように頑張っていきたいです」と話した。

■キンクミは5季ぶり返り咲き

フレッシュな勢力が台頭するなか、川岸史果が4季ぶり、金田久美子は5季ぶりに復帰を果たした。川岸は「シード争いの重圧はありました」と認め、「(今大会)2日目に前半1アンダーまで落ちてしまったのでヤバいと思いましたが、流れが悪いだけ、と切り替えることができたのが大きかった」とランク45位に滑り込み、胸をなでおろしていた。

一方、20シーズン連続でシード権を確保してきた43歳のベテラン、李知姫はランク81位で無念の陥落となった。昨年9月に左脇腹肋骨を骨折し、シーズンオフの3カ月間は治療に専念。そのため練習不足に直面し、今季は開幕から調子が上がらなかった。 人気が高まる女子ゴルフ界。群雄割拠の色合いはますます強くなっているようだ。

■メルセデス・ランキング上位50人

1位 山下美夢有、2位 西郷真央、3位 稲見萌寧、4位 西村優菜、5位 勝みなみ、6位 吉田優利、7位 小祝さくら、8位 菅沼菜々、9位 堀琴音、10位 藤田さいき、11位 青木瀬令奈、12位 上田桃子、13位 高橋彩華、14位 川崎春花、15位 菊地絵理香、16位 申ジエ、17位 岩井千怜、18位 森田遥、19位 植竹希望、20位 ペ・ソンウ、21位 黄アルム、22位 永井花奈、23位 鈴木愛、24位 三ヶ島かな、25位 イ・ミニョン、26位 木村彩子、27位 佐藤心結、28位 野澤真央、29位 佐久間朱莉、30位 大里桃子、31位 原英莉花、32位 渋野日向子、33位 全美貞、34位 福田真未、35位 セキ・ユウティン、36位 後藤未有、37位 渡邉彩香、38位 ささきしょうこ、39位 岸部桃子、40位 岩井明愛、41位 尾関彩美悠、42位 サイ・ペイイン、43位 笠りつ子、44位 阿部未悠、45位 川岸史果、46位 テレサ・ルー、47位 金田久美子、48位 穴井詩、49位 金沢志奈、50位 小倉彩愛

※今季から来季シード権の付与については「メルセデス・ランキング」に一本化された。同ランクは国内ツアーや海外ツアーにおける順位をポイント換算し、年間の総合的な活躍度を評価するもの。上位50人までに来季シード権が付与され、51〜55位には前半戦の出場権が与えられる。

文●SPREAD編集部