MLBは28日(日本時間29日)、今季の「エドガー・マルティネス賞」を発表し、ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平が2年連続で受賞した。最も活躍した指名打者(DH)に贈られる同賞を2年連続で獲得したのは、元ボストン・レッドソックスのデビッド・オルティス(2003年から5年連続)以来となる快挙。今オフはMVPをはじめ、シルバースラッガー賞やサイ・ヤング賞など主要各賞を逃してきたが、ついに初受賞となった。

■ヨルダン・アルバレスとの争いを制す

今オフの大谷はア・リーグMVPで2位、サイ・ヤング賞は4位となり、各ポジションの最強打者に贈られるシルバースラッガー賞(DH・ユーティリティ部門)でもヒューストン・アストロズのヨルダン・アルバレスに敗れ、ここまで“無冠”となっていた。

大谷は今季157試合(DHとして153試合に先発、残り4試合は代打)に出場。打率.273、34本塁打、95打点を記録し、OPS.875だった。一方、ライバルのアルバレスは打率.306、37本塁打、97打点、OPS1.019をマーク。数字上は大谷を凌駕しているが、アルバレスは左翼としての出場が56試合あり、DHとしての出場は77試合にとどまっていた。DHで出場したケースに限れば、アルバレスは打率.299、19本塁打、52打点となり大谷を下回ってくる。今回はあくまでDHとしての成績だけが評価対象となったようだ。

■大谷応援団長らも祝福

MLB公式サイトは大谷の受賞に寄せて「ジャンカルロ・スタントン、ブライス・ハーパー、J.D.マルティネス、ネルソン・クルーズ、そしてアルバレスといった他の有力候補を抑えての受賞となった。この栄誉によってオオタニが過ごした輝かしいシーズンが無視されることはなくなった」と記し、好成績を残しながら賞に恵まれなかった大谷を思いやった。

今回の選出を受けて、大谷ファンを公言する「FOX Sports」のアナリスト、ベン・バーランダー氏も「ショウヘイ・オオタニ、デービッド・オルティス以来となる最優秀DH賞の2年連続受賞おめでとうございます」とつづり、祝福した。そのほか、エンゼルスやMLB機構も公式SNSで受賞を祝うコメントを投稿した。

今オフは各賞を逃していた大谷。ついに活躍に見合う評価を得て、ファンの溜飲も下がったはずだ。

文●SPREAD編集部