日本でも昨年7月、浦和、大阪、川崎を相手に親善試合を行なったフランス1部パリ・サンジェルマンPSG)が19日(日本時間20日)、サウジアラビアのリヤドに遠征、サウジアラビア1部のアル・ナスルアル・ヒラルの選抜チームと親善試合を行なった。

■夢の対決、再び

この冬、アル・ナスルに電撃移籍したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドにとってはこれがサウジアラビア・デビュー戦。相手がアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、フランス代表FWキリアン・ムバッペ、ブラジル代表FWネイマールを擁するPSGとあっては不足はなかろう。

ロナウドが欧州リーグを離れたため、ロナウド vs. メッシの豪華対決はもはや不可能に思われたが、よもやこうした形で実現するとは、サウジアラビアのサッカー・ファンのみならず、世界の耳目を集めた。

試合はこうしたスーパースターたちがハグするなど、和気あいあいとした雰囲気の中でスタート。メッシがネイマールからのパスを受け先制のゴールを決めると、詰めかけた6万8000人の観客は大熱狂。ロナウドもPKを含む2ゴールと地元の声援に応えた。

試合はさらにムバッペのゴールなどで追加点を挙げたPSGが5―4で勝利。カタールW杯で湧いたばかりの中東のファンもさぞかし満足な一夜だったに違いない。

文●SPREAD編集部