
第73回・東京新聞杯(GIII、芝1600m)の枠順が3日、発表された。
秋華賞2着のナミュールは8枠15番、オークス4着のピンハイは2枠4番、毎日王冠2着など東京コースに実績があるジャスティンカフェは2枠3番、昨年のサマーマイルシリーズ王者ウインカーネリアンは1枠2番に入った。
ここでは過去10年データから、予想のヒントになる「枠順傾向」を分析していく。
■最多3勝の4枠に注目
ナミュールとプレサージュリフトが入った8枠は【0.0.1.18】勝率・連対率0.0%、複勝率5.3%。馬券に絡んだのが、2018年の2番人着ダイワキャグニーの3着のみ、ちなみにその時の1番人気が同枠のグレーターロンドンで9着と大きく期待を裏切ってしまっているだけに、「鬼門」といえる。

[東京新聞杯]過去10年の枠順傾向
2枠に上位人気が予想されるジャスティンカフェとピンハイが入った。2021年に12番人気カテドラルが2着に、18年には5番人気サトノアレスが2着に入っているだけに「好枠」といえるだけに、2頭にとっては追い風になりそうだ。
また、同じ2勝をしている3枠にインダストリアとマテンロウオリオンが入った。2020年の3番人気サトノアーサーが4着、19年に2番人気タワーオブロンドンが5着とここ6年間は馬券に絡む事が出来ていない。
最多3勝の4枠は勝率15.8%、連対率26.3%、複勝率31.6%のハイアベレージ。昨年は1番人気のファインルージュが2着に敗れたものの、2019年は6番人気のレッドオルガが2着、14年には8番人気ホエールキャプチャが優勝と、人気薄の好走が目立ち、単勝回収値は「187」を誇る。今年、4枠に入ったタイムトゥヘヴンとファルコニアは伏兵扱いながら警戒したい。
文●SPREAD編集部