
MLB公式サイトは5日(日本時間6日)、2023年シーズン最強デュオ(トップ10)をランキング形式で発表した。1位にはフアン・ソトとマニー・マチャド(サンディエゴ・パドレス)が選ばれ、2位に大谷翔平とマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンゼルス)のコンビが入った。
■ソトはボンズらレジェンドクラス
記事は“ダイナミック・デュオ”について、「(野球観戦における定番のお供)ピーナッツとクラッカー・ジャックのように互いを補い合い、打席では多くの得点を生み出し、チームを成功に導くスラッガー」と定義。その上で今季最強のコンビをランク付けした。
1位はソトとマチャドのパドレス勢。今回のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)においても、優勝候補筆頭ドミニカ共和国を引っ張るコンビが選ばれた。記事は、若き天才打者と呼ばれるソトについて「テッド・ウィリアムズやバリー・ボンズと比較されるほどの打撃力と卓越した選球眼を備えており、現在メジャー最高の打者である可能性が非常に高い」と称賛。
一方のマチャドは昨シーズン、チームの柱として活躍。32本塁打を放ち、OPS.898を記録し、ナ・リーグMVP投票では2位に入った。先日は11年総額3億5000万ドル(約477億5000万円)でパドレスとの契約延長に合意しており、名実ともにチームの顔になっている。記事は「パドレスは球団史上初のワールドシリーズ制覇を目指しており、最高のラインアップを組む2人の活躍が優勝につながると期待されている」と記した。
■元気なトラウトと大谷は要注意
そして、2位にランクインしたのが大谷とトラウトの「トラウタニ」。記事はトラウトについて、最近はケガに悩まされているものの、いざラインアップに入れば、これまでと変わらないエリートぶりを発揮。「2017年から22年にかけては大幅に欠場しながらも、打率.299、出塁率.428、長打率.630、182本塁打を記録。昨季はわずか438打席で40本塁打を叩き込んだ」と記した。
相棒となる大谷については「打席でもマウンドでも、その能力に畏敬の念を抱かせ続けている」とした上で、「元気なトラウトと組み合わせると要注意だ」と評価した。トラウトが体調万全であれば、「トラウタニ」が猛威を振るうのは必至。記事も1位(ソトとマチャド)と2位(大谷とトラウト)の差は「カミソリのように薄い」と表現し、逆転してもおかしくないと強調した。
3位以下はムーキー・ベッツとフレディー・フリーマン(ロサンゼルス・ドジャース)、ヨルダン・アルバレスとホセ・アルトゥーベ(ヒューストン・アストロズ)、ポール・ゴールドシュミットとノーラン・アレナド(セントルイス・カージナルス)、ロナルド・アクーニャjr.とオースティン・ライリー(アトランタ・ブレーブス)、ブラディミール・ゲレーロjr.とボー・ビシェット(トロント・ブルージェイズ)、アーロン・ジャッジとジャンカルロ・スタントン(ニューヨーク・ヤンキース)、カルロス・コレアとバイロン・バクストン(ミネソタ・ツインズ)、ピート・アロンソとフランシスコ・リンドア(ニューヨーク・ヤメッツ)と続いた。
文●SPREAD編集部