野球の世界一を決めるワールド・ベースボール・クラシックWBC)は日本時間20日、準決勝のアメリカ対キューバの試合が行われ、アメリカが14−2と大勝を飾り決勝進出を決めた。

■ターナーがマルチ本塁打

試合は初回から主導権を握り続けたアメリカの完勝だった。

1回表、最初こそキューバが先制点を上げたものの、その裏アメリカのポール・ゴールドシュミットが左越えの2ランを放ちすぐさま逆転。

そこからはアメリカがリードを許さず、キューバをじわじわと突き放した。2回には前日のベネズエラ戦で逆転満塁弾を放ったトレイ・ターナーが3号ソロを放ち追加点をあげると、3、4、5回も相手投手の四死球もあり、コンスタントに2得点を加えた。そして迎えた6回、ターナーがこの試合2本目となるダメ押しの4号3ランを放ち勝利を決定づけた。

アメリカは6回まで毎回得点をあげて大量リード。7回時点で13−2と、10点以上の大差がついたものの、コールドゲームは1次ラウンドのみ適用のため、試合はそのまま行われた。8回にはマリンズの右中間ソロもあり、結果は14−2と大差で勝利。

投手陣も先発アダム・ウェインライトが4回1失点、2番手でかつて巨人でもプレーしたことのあるマイコラスも4回1失点と好投。最後はアーロン・ループが1回を無失点に抑え、WBC二連覇を狙うアメリカが決勝進出を決めた。

文●SPREAD編集部