
ボートレース平和島の「開設69周年記念トーキョー・ベイ・カップ」(GI)は、14日から6日間開催される。初日12Rではトーキョー・ベイ・ドリーム戦が組まれており、1号艇に地元”東都のエース”濱野谷憲吾が構えファンの注目を集める。ここでは、ドリーム戦に出場する選手の直近6カ月コース別成績から、予想ヒントになる展望を解説していく。
■濱野谷イン信頼も好調椎名の6コース狙い
DR戦1号艇で出走予定の濱野谷は、正月レースの一般戦・東京ダービー以来となる平和島。今年の平和島1コースは、4戦4勝で負けなし。ドリーム戦は枠なり進入を想定。出場選手の直近6カ月コース別成績1着率を見ると、1コース・濱野谷は86.1%の成績を残している。続いて、2コース・瓜生正義21.1%、3コース・原田幸哉21.7%、4コース・平本真之12.5%、5コース・西山貴浩5.9%、6コース・椎名豊13.0%の数字。

コース別成績 ボート日和参照の上、作成
インが弱いと言われる平和島水面だが、瓜生の逃がし率は直近6カ月で57.9%と壁になるには十分。また、「赤い原田のまくり差し」はファンの中で印象が強いものの、3コースから直近10走は勝利なし。ここは腕と地元の利を活かして濱野谷逃げ切りを信頼して良いだろう。

コース別成績 ボート日和参照の上、作成
濱野谷に続く相手候補は、瓜生、原田と言いたいところだが、6号艇の椎名を推したい。6コースからの1着率13.0%はさることながら、2連対率は30.4%と高い数字。更に、現在6コースから2連勝中で、6連続3連対をキープしている。平和島の水面はバックストレッチで最内の伸びが強い。大外からでも最内を旋回することができれば突き抜けまで十分考えられる。
文●舟橋廉(SPREAD編集部)