ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は9日(日本時間10日)、本拠地でのタンパベイ・レイズ戦に「3番DH」で先発出場。第3打席で左中間に5号ソロを放つと、第4打席では2打席連発となる6号満塁弾を叩き込んだ大谷はこの日、4打数3安打5打点の大暴れ。チームも11―3と大勝し、連勝で首位をキープした。MLB公式サイトなどが試合の様子を伝えている。

■完全復活を印象付ける逆方向への5、6号

「SHO TIME」の第一幕は、2番マイク・トラウトとの連弾で始まった。5点リードの6回。まずトラウトが左翼へ2ランを運ぶと、続く大谷も左腕ジャレン・ビークスの初球カットボールを強振。打球は左中間スタンドへ飛び込み、10試合42打席ぶりの5号ソロとなった。チームが誇る「トラウタニ」の連弾が飛び出し、スタンドのファンは総立ち。興奮に包まれた。

しかし、大谷劇場はここで終わらなかった。第二幕は7回無死満塁で迎えた第4打席。カウント3―1からカルビン・フォーチャーのカットボールを弾き返すと、打球は左翼席へ飛び込んだ。満塁弾は日米通じてキャリア初で、2打席連続本塁打は4月27日(同28日)のクリーブランド・ガーディアンズ戦以来となった。

満塁弾を伝えた地元放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」の実況も興奮。日本語で「スゴイ!」と叫んでいた。また、「FOXスポーツ」のアナリストを務めるベン・バーランダー氏は連続投稿。まず、「ショウヘイ・オオタニとマイク・トラウトが連続ホームラン! これぞ史上最もエキサイティングなチームだ」とつづると、笑顔満開でベンチに戻る大谷の映像とともに「今年のショウヘイ・オオタニはすごく楽しんでいる。これは素晴らしいこと」とした。そして、最後グランドスラムも飛び出すと「ゲームを変える。ゲームを成長させる。ショウヘイ・オオタニは世界のアイコンです」と記し、興奮を通り越して感嘆しているようだった。

「好調のバロメーター」と言われる逆方向への2発で完全復活を印象付けた大谷。“相棒”のトラウトも太鼓判を押す。「ショウヘイはスイングが良くなってきていて、ここ数試合はそれを見せてくれている。彼があんなふうにボールを逆方向へ打っていたら、それこそがショウヘイだ。彼はいつもボールを引っ張る必要はないんだ」と話した。

大谷自身は「特定の球種を待っていたわけではありません。ボールがゾーンに入って来たので、良いスイングができました。前のトラウトが本塁打を打ち、僕も勢いに乗ることができました」と語り、「トラウタニ」の相乗効果を口にした。

この日の2本でメジャー通算99号に到達した大谷。100号へ王手をかけ、「早ければ早いほどいい。できれば明日にでも打ちたい」とコメント。昨季のMVP受賞セレモニーが行われる10日(日本時間11日)の試合で達成なるか。大きな注目を集めそうだ。

文・SPREAD編集部