ニューヨーク・メッツ千賀滉大は24日(日本時間25日)、敵地でシカゴ・カブス戦に先発登板。こちらでも鈴木誠也との侍ジャパン対決が実現した。

■“お化けフォーク”で同点二塁打

千賀と鈴木の初対決が注目されたこの3連戦の第2戦。メッツに先制を許したものの、カブスは2点を追う3回裏、鈴木のあわやホームランというフェンス直撃のタイムリー・ツーベースで試合を振り出しに戻した。

鈴木のツーベースは千賀の代名詞“お化けフォーク”を捉えたもの。これを153キロで弾き返した鈴木に侍ジャパン対決の軍配が挙がった形だ。千賀と鈴木はこの試合で3度対戦し、四球、タイムリー二塁打、キャッチャー・フライで2打数1安打1打点。鈴木は第4打席に凡退し、この日は3打数1安打1四球1打点だった。今季の打率を.285、打点を19とした。

千賀は5回を投げ6奪三振も、6本のヒットを許すとともに5四球を与え3失点。防御率3.94となり3敗目を喫した。ここまで4勝3敗。

双方ともワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を辞退はしたものの、ともに侍ジャパンとして活躍したメンバー。今後の対決も楽しみだ。