ヒューストン・アストロズカイル・タッカーは11日(日本時間12日)、本拠地で行われたサンディエゴ・パドレス戦に「5番右翼」で先発出場。

6回に2本の三塁打を放つなど、3打数2安打2打点の活躍で、リーグトップの打点数を「103」とした。

■ライバル欠場で打点王争いを一歩リード

タッカーは6回無死二塁で回った第3打席、相手2番手ティム・ヒルの5球目直球を捉え右翼手の頭上を越える今季初の三塁打とした。その後、打者一巡で迎えた2死一塁の場面では相手3番手のリッチ・ヒルから右中間フェンス直撃の三塁打を放ち、1イニングで2本の三塁打をマーク。「1イニングで三塁打2本」は、史上11人目のメジャータイ記録となる。

この三塁打2本で2試合連続2打点を挙げたタッカーは、打点を「103」とし、ア・リーグトップを快走。2位のアドリス・ガルシア(テキサス・レンジャーズ)とは「3」、3位大谷翔平とは「8」差にひろげた。

タッカーは9月の9試合で31打数8安打6打点と好調。一方で、打点王を争う3位の大谷は右わき腹炎症のため7試合連続で欠場。2位のガルシアも、6日(同7日)の試合で守備中にヒザを負傷し10日間の負傷者リスト(IL)入りを余儀なくされている。

11日(同12日)の敵地マリナーズ戦での復帰がささやかれる大谷。残り試合数が少ないなか、ここから8打点差を巻き返すことができるか。

文●SPREAD編集部