ニューヨーク・メッツピート・アロンソが15日(日本時間16日)、本拠地でのシンシナティ・レッズ戦に「4番一塁」で先発出場。

3点ビハインドで迎えた6回裏の第3打席で、今季45号3ランを放った。

■チームは大補強実らず低迷も…

ナ・リーグ本塁打争い、51本でトップに立つマット・オルソンアトランタ・ブレーブス)はこの日ノーアーチ。2位を追走するアロンソが6回の第3打席で今季45号をマーク。ア・リーグで44本塁打と足踏み中の大谷翔平を抜き、両リーグでも単独2位に浮上した。

アロンソは3点ビハインドで迎えた6回裏、2死一、三塁で剛腕ハンター・グリーンのフォーシームを捉えると、打球速度112.5マイル(約181キロ)の弾丸ライナーが左翼スタンドへ。一時同点となる貴重な3ランを放った。今季でメジャー5年目、2019年には53本塁打で鮮烈なルーキーデビューを果たすなど、順調な成長を続けている。

MLB公式『Baseball Savant』によると、今季の平均打球速度は89.9マイル(約144.6キロ)でメジャー上位40%に位置する。特筆するほど強烈な打球を量産するタイプではないが、ツボに入ると怖く、苦手のフォーシームでも打率2割前後ながら今季15本のアーチを記録している。

チームは大補強が実らず、ここまでナ・リーグ東地区4位と低迷。地区優勝を果たし、高いモチベーションを維持できるオルソンを捉えるには厳しい状況だが、来季以降も打線の顔として欠かせない存在だ。

文●SPREAD編集部