ロサンゼルス・エンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、ポジション別にもっとも打撃が優れた選手に贈られる「シルバースラッガー賞」をア・リーグ指名打者(DH)部門で受賞した。

大谷が受賞するのは2年ぶり2度目。複数回受賞は3度受賞したイチロー以来、日本人2人目となる。

■MVP最終候補者を抑えてオルソンが受賞

新天地はどこになるのか、国内外で話題の絶えない大谷がまたしても快挙達成だ。

2度目の受賞を果たした大谷は今季44本塁打で日本選手初のア・リーグ本塁打王に輝いたほか、打率.304、95打点、OPS1.066という好成績を記録。前回選出された2021年は46本塁打、打率.257、100打点、OPS.964だった。

シルバースラッガー賞は監督とコーチの投票により打撃成績のみで選出される。大谷とともに最優秀選手(MVP)の最終候補者入りした「40HR&70盗塁」のロナルド・アクーニャJr.外野手(アトランタ・ブレーブス)も選出されたほか、マーカス・セミエン内野手(テキサス・レンジャーズ)、コーリー・シーガー内野手(レンジャーズ)、ムーキー・ベッツ外野手(ロサンゼルス・ドジャース)と、MVPファイナリスト入りを果たした6選手のうち5選手が受賞に至った。

もっとも競争が激しかったのがナ・リーグの「一塁手」部門。今季54本塁打を放ち日本でも話題となったマット・オルソン内野手(ブレーブス)がMVP最終候補者のフレディ・フリーマン内野手(ロサンゼルス・ドジャース)を抑えて初選出された。MLBトップの二塁打59発を放ったフリーマンを長打力で制したかたちだ。

また今季のシルバースラッガー賞では各リーグでもっとも打撃が優れた球団を表彰するカテゴリも新設された。初回は、ア・リーグがワールドシリーズを制覇したテキサス・レンジャーズ、ナ・リーグは地区優勝を果たしたアトランタ・ブレーブスが受賞。どちらもリーグトップの得点をたたき出したチームで、特にブレーブスは最多となる3名の受賞者を擁する最強打線だった。

来週には新人王、サイ・ヤング賞のほか、大谷が3年連続でファイナリスト入りしている最優秀選手(MVP)の発表など授賞式ラッシュが控える大リーグ。大谷は投手としても10勝を挙げるなど二刀流として躍動。MVPはほぼ確実ともいわれているが、果たして2年ぶりの選出なるか。メジャー史上初となる2度目の「満票」受賞にも期待が高まる。

(A.Kudo/SPREAD編集部)

◆ア・リーグのシルバースラッガー受賞者

一塁手: ヤンディ・ディアス(レイズ)初 二塁手: マーカス・セミエン(レンジャーズ)2年ぶり2度目 遊撃手: コーリー・シーガー(レンジャーズ)6年ぶり3度目 三塁手: ラファエル・デバース(レッドソックス)2年ぶり2度目 外野手: カイル・タッカー(アストロズ)初 外野手: フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)2年連続2度目 外野手: ルイス・ロベルトJr.(ホワイトソックス)初 捕手: アドリー・ラッチマン(オリオールズ)初 指名打者: 大谷翔平(エンゼルス)2年ぶり2度目 ユーティリティ: ガーナー・ヘンダーソン(オリオールズ)初

受賞チーム: テキサス レンジャーズ(ワールドシリーズ制覇) ※今年新設

◆ナ・リーグのシルバースラッガー受賞者

一塁手: マット・オルソン(ブレーブス)初 二塁手: ルイス・アラエス(マーリンズ)2年連続2度目 遊撃手: フランシスコ・リンドーア(メッツ)5年ぶり3度目 三塁手: オースティン・ライリー(ブレーブス)2年ぶり2度目 外野手: ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)3年ぶり3度目 外野手: ムーキー・ベッツ(ドジャース)2年連続6度目 外野手: フアン・ソト(パドレス)4年連続4度目 捕手: ウィリアム・コントレラス(ブリュワーズ)初 指名打者: ブライス・ハーパー(フィリーズ)2年ぶり3度目 ユーティリティ: コディ・ベリンジャー(カブス)4年ぶり2度目

受賞チーム: アトランタ・ブレーブス(地区優勝) ※今年新設