男子ゴルフツアー第24戦「ダンロップフェニックストーナメント」は16日、宮崎県のフェニックスカントリークラブ(7,042ヤード、パー71)で開幕する。

本トーナメントには、米ツアーを主戦場に戦う松山英樹や、2016、17年と連覇を達成したブルックス・ケプカ、今年の全米オープン覇者であるウィンダム・クラークといった豪華なメンバーが出場を予定。国内ツアーからも昨年の覇者である比嘉一貴や、現賞金ランク1位の中島啓太、同2位の金谷拓実、先週今季2勝目を挙げた今平周吾など実力者たちが勢ぞろいだ。

今年もメジャー覇者たちの豪快なショットが見られそうだが、今回は今季まだ優勝がない石川遼に焦点を当てていく。

■最高は2008年の2位

石川はこれまでダンロップフェニックスに11回出場。最高順位は2008年の2位だが、以降は予選落ちはないまでもトップ10入りはわずか1回のみ。難しいフェニックスカントリークラブを攻略できていない。

過去大会のスタッツを振り返ると、2008年から19年大会まではドライビングディスタンス項目で上位の記録を残しているものの、フェアウェイキープ率は平均約45.172%と低水準。パーオン率も約64.402%と、ショットでのチャンスロスが多かった印象だ。

しかし、ここ2大会はショットでのチャンスロスが改善されていることがスタッツから読み取れる。2020年大会のフェアウェイキープ率は66.070%で5位タイ、パーオン率も76.390%の8位タイ、トータルドライビングも5位タイ。2021年大会は不参加だったが、22年大会はフェアウェイキープ率69.643%(4位タイ)、パーオン率69.445%(19位タイ)、トータルドライビングは過去最高の2位を記録した。

石川遼のダンロップフェニックス成績とスタッツ

石川遼のダンロップフェニックス成績とスタッツ

ショットが安定したことによりチャンスホールは増えたものの、昨年と2020年はスコアを伸ばしきれなかった。特に昨年は、第1ラウンドの7番パー5で2オンに成功したが、3パットでパー。翌日の第2ラウンドでも、7番、8番と連続バーディの後に9番で3パットのボギーなど、グリーン上で流れをつかめなかった。

パットが改善されれば…という結果が2大会連続で続いた石川だが、今年はこの課題を克服できそうだ。

というのも石川は、10月以降センターシャフトの新パターを導入しパッティングが改善。日本オープンでは平均パット数が1.7358(9位)、三井住友VISA太平洋マスターズでは1.7692(19位)と安定感のあるパットを見せた。

改善されたショットと好調のパットが噛み合えば、メジャー覇者も集結するビッグトーナメントで優勝争いに名乗りを上げることができるだろう。今季待望の1勝なるか注目したいところだ。

(G.Tsukamoto/SPREAD編集部)