総合格闘家の朝倉未来は19日、オープンフィンガーグローブ(OFG)着用の立ち技格闘技イベント「FIGHT CLUB」に出場し、第7試合のメインマッチで初代RISE OFGマッチ-65kg級王者のYA-MANと対戦。2度のダウンを喫して、1ラウンド1分17秒でTKO負けした。

朝倉は試合後、自身のYouTubeチャンネルを更新し、記憶障害のある状態で自身を客観的に振り返り、“引退”を表明した。

■「これ俺の家?もったいなくない?」ときょろきょろ……

YouTubeチャンネルのスタッフたくま氏のX(旧ツイッター)の投稿によると、朝倉は「記憶に関しては断片的に数ヶ月分飛んでるみたいですが回復していっている様子(原文ママ)」で、「今の状況や気持ちをどうしても撮影したいと言うので撮るに至りました」と、動画を撮影した経緯を説明している。

その動画内で朝倉は「試合した記憶もないんだけど、自分が何者かもあんまり分かってない」と自身の現状について語り、「YA-MANとは、なんで試合することになったんだっけ……仲良くなかった?試合映像を見たんですけど、完敗してました。YA-MANの前はケラモフとやって負けた、と。客観的に見て引退ですね」と、格闘技引退を表明した。

続けて「びっくりしましたよ、アンチが多くて!“朝倉未来”って人物は、すごいアンチが多くて生意気なヤツっすね。今第三者視点で見れてて、初めてここまで記憶なくなったから、たぶん今はいつもの自分じゃなくて、客観的に“朝倉未来”を見たわけよ、調べて。結構生意気なヤツだなと」と笑顔で自身の言動を振り返った。

格闘家の“朝倉未来”については「終わりですね、寝技ですぐやられて、打撃でやられたわけでしょ?YA-MANに負けたんでしょ……中途半端っすね、続けても。試合中の記憶もないけど、客観的に見て明らかに中途半端だし、率直に考えて引退です」と自身に印籠を突きつけた。一方で「戦績を見ても20戦くらいやってて……頑張ってきましたね」と自身の頑張りを評価し、「でもさ、今回の試合RIZINじゃないんでしょ?RIZINにお世話になったので、最後に試合した方がいいかな」と、引退試合をするならRIZINで、と義理固さも見せた。

また、朝倉は「日本の格闘技は盛り上がってるの?」と気にかけ、「RIZINという舞台で人生変わった部分もあるし、アウトサイダーでも変わったじゃない。アウトサイダー出てなかったら、プロ格闘家になってないだろうしさ。BreakingDownとかで、格闘技の良さを伝える手助けはしたいけど、自分自身は引退ですね。だんだん記憶が戻ってきて、やらないといけないこともあるかもしれないけど……試合とか。けじめとして、とか。“朝倉未来”の役割が残されているのか分からないけど……本当に長い間ありがとうございました、ファンの皆さん」と記憶をなくした状態で引退を表明しながらも、格闘技を広める仕事は続け、残された役割は果たしたいとした。

また、記憶障害がある状態の朝倉は「こんな家にも住んでるわけじゃん。ハングリー精神なくなったんだろうね、たぶん。これ俺の家?一人暮らししてんの?マジで言ってる?もったいなくない?」と自身の住居を見渡したり、「LINEがすごいじゃない?すごい有名人から連絡きてるじゃない。びっくりした」などと、記憶がなくなる前の“朝倉未来”の私生活に驚いた様子だった。

最後に「記憶戻って、すげーまた生意気な感じに戻るかも知れないけど(笑)、また撮りたいと思います」と笑顔を見せた。朝倉はKO負けのダメージもあり、今後3カ月は試合をしない意向とのこと。記憶が戻った時、“朝倉未来”はどのような決断を下すのか。注目が集まる。

(A.Kudo/SPREAD編集部)