卓球のパリ五輪第6回選考会「2023 全農CUP 大阪大会」が25日、26日、大阪府のAsueアリーナ大阪(大阪市中央体育館)にて開催される。今大会は日本卓球協会が独自で定める五輪選考ポイントの対象となっており、男女16名ずつが出場する。

■選考レースで苦しんだ両者

今大会優勝の行方とともに注目を集めるのが女子の選考ランキング2位をかけた争い。

現在2位につける平野美宇は2022年、選考対象の2大会で8位に終わるなどパリ行きをかけた戦いの序盤は苦しんだ。それでも、「全農CUP船橋」や今年の「NOJIMA CUP 2023」を制するなど調子を上げて436点を積み重ねた。

リオ五輪ではリザーブメンバー、前回の東京大会も石川佳純に敗れシングルスでの出場を逃した平野にとって、今大会の結果はパリ行きへ向けて大きなカギを握る。

そんな平野を追うのが同じ2000年生まれの伊藤美誠。五輪2大会連続メダリストの実力者も今回の選考レースでは腰と臀部を痛めるなどコンディションに苦しんだ。

今年に入り、世界卓球や各選考会で上位に進出し復調の気配を見せる。411.5点で平野との差は「24.5」と僅差。厳しい局面での戦いには間違いないが、伊藤の大逆転の可能性は十分にあるといえる。

■エースに成長した23歳が優勝候補

そんなし烈を極める女子のなかでも優勝争いをリードするのは早田ひな。

東京五輪ではリザーブメンバーに回った早田だが、パリ行きをかけた戦いでは圧巻の強さを見せてきた。2022年は2大会、今年に入ってからも全日本選手権をはじめ3大会を制しており、ここまで積み重ねた700.5ポイントは2位以下を大きく引き離す。

今大会はコンディション面を優先しての出場回避も考えられたなかエントリー。世界卓球やアジア競技大会で中国勢を倒してメダルを獲得し、WTT主催の国際大会でも好成績を収める。来年のパリ五輪のメダル獲得も視界に入る23歳がさらなる高みを目指して大阪決戦に挑む。

卓球黄金世代の3選手に加え、進境著しい張本美和、木原美悠、長﨑美柚など世界を舞台に活躍する実力者が揃う。群雄割拠の女子の戦いを制するのは誰か。

(Y.Imoto/SPREAD編集部)