女子ゴルフの国内最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」(宮崎県・宮崎カントリークラブ/6497ヤード、パー72)は26日、最終ラウンドが行われ、山下美夢有が4バーディ2ボギーの70で回り、通算10アンダーで「リコーカップ」連覇を果たすとともに、史上8人目の2季連続年間女王の偉業を達成した。今季5勝目、メジャー3勝目、通算11勝目となる。

3打差7アンダー2位に高橋彩華、4打差6アンダー3位に森田遥が入った。メルセデス・ランキング2位の申ジエ(韓国)は5アンダー4位タイ、同3位の岩井明愛は4オーバー24位に終わった。

■山下、勝負どころの16番でバーディ

前日に比べると穏やかなコンディションの下、スタートした最終日だが、上位陣のスコアがなかなか伸びていかない序盤となった。

2位と2打差8アンダー単独首位で出た山下は3番でパーオンできずボギー。同じ最終組の森田、4番でバーディを先行させた高橋との差が1打に縮まる。5番パー3、山下と森田はともにボギー。これで山下・高橋が6アンダーの首位に並ぶ。

8番パー3、最終組の1つ前で回る高橋はティーショットを右手前につけるも距離を残す。だが、このスライスラインをジャストタッチで沈めバーディ。単独首位に躍り出る。

同じく8番パー3、山下はピン左手前からの長いバーディパットを強めに打ってカップイン。待望のバーディで、すぐさま高橋に追いつく。

前半最後の9番パー5、高橋の3打目はピンそば、タップインの距離。これを難なく決めてバーディ。再び単独首位に立つ。最終組の山下と森田も9番でバーディを奪取。この時点で山下・高橋8アンダー、森田6アンダーで最終組はサンデーバックナインへと向かった。

高橋は12番パー3、左手前3メートルを右縁から決めてバーディ。三度単独首位に立つも、13番パー5で3パットのボギー。またしても山下と高橋が8アンダーのトップに並ぶ。

並んだ直後の13番、山下はピン手前からのバーディパットを真ん中から沈め、単独首位を奪い返す。先を行く高橋は16番パー3、ティーショットを左に大きく曲げる。アプローチも寄せ切れず、痛恨のボギー。山下のリードが2打に広がる。

山下は16番パー3で、ピン手前50センチに寄せるスーパーショット。勝負どころで大きなバーディを奪う。2位に3打差をつけて残りは2ホール。

山下は17番パー。18番もパーオンを成功させ、バーディとはいかなかったが、ウィニングパットをしっかりと沈め、バイザーに手をやり、笑顔でギャラリーに感謝を伝えた。山下は優勝インタビューで、「一言ですごいうれしい気持ちです」と率直な思いを語った。

■主な上位選手最終成績

上位選手の主な最終成績は以下の通り。

優勝/10アンダー/山下美夢有 2位/7アンダー/高橋彩華 3位/6アンダー/森田遥 4位タイ/5アンダー/古江彩佳、申ジエ 6位/4アンダー/鈴木愛 7位タイ/3アンダー/川岸史果、竹田麗央、ペ・ソンウ(韓国)、穴井詩、蛭田みな美 12位タイ/2アンダー/稲見萌寧、上田桃子、吉田優利

文●河野道久