東京体育館にて開催中の「2024年全日本卓球選手権大会」は26日、女子シングルスの6回戦が行われ、平野美宇は大藤沙月と対戦。ゲームカウント4−0のストレートで勝利し、準々決勝進出を決めた。

■第6回選考会で敗れた難敵を圧倒

パリ五輪選考ランキング2位につける平野は大藤との対戦。第6回選考会「2023 全農CUP 大阪大会」の順位決定戦で敗れた相手となった。

第1ゲーム序盤、平野は大藤のサービスや鋭いレシーブに劣勢に立つ場面もあったが、粘り強く対応する。デュースで迎えたなか11−11で大藤がサービスミス。その後のラリーも制した平野が13−11でゲームを奪取する。

続く第2ゲームも両者譲らぬ白熱の攻防に。それでも平野は強気の攻めで大藤のサービスやレシーブに対抗。機を見てのフォアドライブやバックで応戦し、11−8で2ゲームを連取する。

勢いに乗る平野は、第3ゲームも強気の姿勢はそのまま。4−2とリードしたところで大藤がたまらずタイムアウト。しかし、流れを切らさなかった平野は安定したバックでラリーに対応し、大藤の反撃を最小限に食い止める。最後も鋭いバックでポイントを奪い11−8で王手をかける。

第4ゲームも平野の流れで試合は進み、大藤の粘り強いレシーブにも強弱をつけた巧みな返球で対応する。気持ちを全面に見せる平野が押し込む形で最後はラリー戦からのフォアで11−4。圧巻のストレート勝ちでベスト8入りを決めた。

平野は今大会で伊藤美誠とのパリ五輪シングルス2枠目をかけた戦いに挑んでいる。大会終了後のランキングで伊藤を上回れば、自身初の五輪シングルス出場権を獲得するが、この価値ある勝利で前進した。

(Y.Imoto/SPREAD編集部)