東京体育館にて開催中の「2024年全日本卓球選手権大会」は28日、女子シングルスの決勝が行われ、早田ひなは張本美和と対戦。ゲームカウント4−0で勝利し、優勝を果たした。

■第6回選考会の“再戦”

ともに圧巻の強さで決勝まで上がってきた早田と張本美。第6回選考会「2023 全農CUP 大阪大会」では張本美が初勝利を挙げたなか、注目の対戦となった。

第1ゲームは互いにポイントを取り合う展開。張本美は変化の鋭いサービスで立ち向かい、レシーブでも強さを見せる。5−5で迎えた中盤以降に張本美が押し込むが、早田も粘り強く対応。終盤からの6連続ポイントで、早田は11−9と先手を取る。

第2ゲームは張本美が3連続ポイント。しかし、早田もラリーで鋭い反応を見せ同点に追いつくなど、決勝に相応しい打ち合いに。早田は状況に応じたサービス、レシーブの変化で揺さぶり点差を広げる。張本美も追い上げたが、早田の10−9から放ったショットがエッジになり、このゲームも早田が奪う。

第3ゲームは早田が3ポイントを奪う立ち上がり。早田は丁寧にラリー対応する張本美に対し、緩急で対抗する。離されたくない張本美もサービスや得意のバックで追いすがる。それでも、反撃を最小限に防いだ早田が11−6で王手をかける。

第4ゲームは、後のなくなった張本美が思い切った攻めで早田に立ち向かう。早田が3−2とリードしたところで張本美がタイムアウト。しかし、気を緩めない早田が重要なポイントを与えず、激しいラリーのなかで張本美の逆を場面も。張本美も早田の逆を突くストレートで反撃するなか、最後はバックで決め11−7。ストレートで連覇達成となった。

早田は2020、23年に続く3度目の全日本女王となった。試合後に、「張本選手は11月に負けていたのフルゲームも意識していた」と明かしつつ、「目の前のことしか考えてなかった」と1ゲームずつ挑んでいったと明かす。

今大会でベスト8入りした平野美宇とともにシングルスの代表入りを確実。「パリ五輪に出ることもそうですが、金メダルを目指す」と夏に向けて言及。 「私と平野選手はシングルスで頑張っていかないといけない」と覚悟を述べた。

(Y.Imoto/SPREAD編集部)