ドジャース山本由伸投手が28日(日本時間29日)、敵地・レンジャーズ戦でオープン戦初登板。19球を投げて2回1安打無失点3奪三振の好投で新天地デビューを飾った。

■新人王候補のカーターは山本のスプリットを絶賛

25歳の山本が、昨季ワールドシリーズ王者で“最強打線”といわれるレンジャーズとのオープン戦に初登板。前日のホワイトソックス戦でホームランを放った大谷翔平投手がベンチから見守るなか、圧巻の投球を披露した。

初回、山本は先頭の安打王マーカス・セミエン内野手を空振り三振に仕留め、メジャー初奪三振をマーク。若手有望株21歳のエバン・カーター外野手にこの試合唯一の安打を許すも、昨季ドラフト1位のワイアット・ラングフォード外野手を三ゴロ併殺に仕留め、無失点で切り抜けた。

2回も先頭打者から空振り三振を奪うと、中飛、空振り三振で3者凡退。予定していた2イニングを投げ切り、19球のうち16球がストライクで2回1安打無失点3奪三振と順調な滑り出しを見せた。

唯一安打を放ったカーターは「信じられない投手だ」と山本を絶賛。「今日は試合本番のつもりで臨んだ。彼は本当に素晴らしいものを持っている。対戦できたことは、エキサイティングだったよ」と試合を振り返った。また映像やデータから山本の投球分析も行っていたことを明かした。「特に彼みたいな投手と対戦する時は、当てずっぽうでは臨みたくはなかった」とし、実際に対戦してみて「彼は本当に力強い投球をするし、あっという間に球がくる。少し早めに振って、センター方向にライナーを打つことを意識した。作戦通りにいったよ」と事前の対策が功を奏したと笑顔で語った。

ともに新人王候補として名前が挙がっている両者。カーターは山本の決め球「スプリット」にも太鼓判を押した。「自分には投げてこなかったけど、スプリット。ベンチから見ていて、スプリットが彼(山本)のベストピッチだと思うよ」と、この試合で2つの三振を奪った決め球を絶賛。その他の変化球についても「(カーブは)普通の変化をしなかった。内角低めに投じられたカットボールとスライダーのコンビネーションはとても有効的だと思う」と分析した。

山本は春季キャンプで実戦形式の打撃練習「ライブBP」に2度登板するなど調整を行ってきた。3月20日から韓国・ソウルで行われるパドレスとの開幕2連戦で公式戦デビューする予定となっている。

(A.Kudo/SPREAD編集部)