卓球の「シンガポール スマッシュ 2024」が7日から行われ、連日熱戦が繰り広げられている。今大会印象的な活躍を見せたのが伊藤美誠。日本女子唯一シングルスでベスト8に進出し、復活を印象付けた。そんな伊藤のシンガポールでの戦いを振り返る。

■ベンチには母・美乃りさんの姿も

1回戦:ニー・シャーリエン(ルクセンブルク/3−0)

1回戦で戦ったのがルクセンブルクのニー・シャーリエン。ベンチには母・美乃りさんの姿も見られたなか、60歳のレジェンドとの対戦となった。老獪な技巧派相手に素早い動き出しで対抗した伊藤は、11−4、11−9、11−6のストレートで順当に白星を挙げた。

2回戦:リウ・ヤンズー(オーストラリア/3−0)

2回戦は世界ランキング28位のリウ・ヤンズーとの戦い。1回戦からの好調さを維持した伊藤は、巧みなサービスやレシーブが光り、11−8、11−7と連取する。迎えた第3ゲームも機を見てのフォアハンドなど思い切りのいいプレーが目立ち、2戦連続ストレートで退けた。

3回戦:平野美宇(日本/3−2)

今大会最大のハイライトと言えたのが、“黄金世代”の平野との直接対決。早田ひなを破って勝ち上がった平野が第2、3ゲームを奪いリードする展開に。しかし、3度のマッチポイントを耐え、第4ゲームの壮絶なデュースの攻防を制した伊藤が最終ゲームも圧倒し、この戦いに決着をつけた。

平野美宇、伊藤美誠(C)WTT

準々決勝:王曼昱(中国/2−4)

日本勢唯一の8強入りとなった伊藤が世界3位の王曼昱に挑んだ大一番。第1、2ゲームでは伊藤が主導権を握る展開で連取する最高のスタート。しかし、日本勢に強さを見せる王曼昱が徐々に伊藤の出足を封じると、鉄壁の守備から攻撃につなげ、圧巻の逆転勝ち。伊藤の今大会の挑戦はベスト8で幕を閉じた。

伊藤美誠(C)WTT

(Y.Imoto/SPREAD編集部)