日本アクセスが展開する植物肉「MAL de MEAT」

2019年から「新しい食の選択肢の一つ」として100%植物性にこだわった植物肉「MAL de MEAT」を開発・展開してきた日本アクセスは、ソーセージの新たなラインアップとして、「粗挽きタイプ」「フランクタイプ」を開発した。

開発に携わったデリカ商品開発課の二村理美氏によれば、「従来のプレーンタイプはぎゅっと詰まった食べ応えのあるソーセージだったが、今回の粗挽きタイプは『粗挽き感』『ジューシー感』が魅力。また、従来は50gウインナータイプのみだったが、今回は70gのフランクタイプもそろえた。外食やベーカリー中心に業務用の販路を広げていきたい」と抱負を語る。

これにより、同社では、パティタイプ60g、ウインナータイプ50g(プレーン、粗挽き)、フランクタイプ70g(プレーン、粗挽き)の5つを展開していくことになる。 日本アクセス デリカ商品開発課の二村理美氏と、生鮮・デリカ商品開発部長の小野陽氏

日本アクセス デリカ商品開発課の二村理美氏と、生鮮・デリカ商品開発部長の小野陽氏

小野陽生鮮・デリカ商品開発部長は、植物性たん白質市場の急速な拡大に対して、同社では卸として、幅広いニーズに応えられるよう豊富な選択肢を用意しておきたいと言う。
 
「参入企業が増えてきた。それに応じて小売業も、興味を持つバイヤーが増え、コーナー化する売場も増えた。健康イメージから植物性を求める消費者が増え、ヨーグルトやチーズなど乳製品でも動物性から植物性に意識が切り替わっている」として、売り手、買い手ともに、健康に対する意識の高まりが、市場を急成長させている要因の一つとして指摘する。
 
〈サスティナブルな活動の一環として、大豆ミートを展開していく〉
販売戦略では、NB(ナショナルブランド)メーカーの商品と日本アクセスならではのこだわり抜いた商品を幅広く提案できるのが強みだ。
 
「総合食品卸なので、食シーンで『MAL de MEAT』を提案していく。アーモンドミルクや大豆飲料などと一緒に、植物性にこだわった商品を連携させた売り方も提案していきたい。総合的な食シーンを提案できるのは日本アクセスならでは」と小野部長は語る。
 
プラントベースミート(PBM)に対しては、「商品開発を進めてきたが、カテゴリー自体が増えてきたことからPBMからPBF(プラントベースフード)への取組みに範囲を広げた。卸として市販用でも業務用でも提案するため、自社開発だけでなく商品を発掘し取り扱いを増やしている。現状のPBFは価格やクオリティーに課題点もあるが、今後は各社切磋琢磨することでスピードを上げて品質・価格の課題がクリアされそうだ」と小野部長は推察する。
 
また、同社では、将来的に世界的な動物性たん白質不足の時代が来ると言われていることから、「企業としてもサスティナブルな活動の一環として、大豆ミートを展開していく。そういう意味で、卵白や動物性エキスを使わずに、100%植物性にこだわったことに意味がある」とし、市場のあらゆるニーズに応えていく考えだ。
 
〈大豆油糧日報2021年1月21日付〉