UCC上島珈琲がレギュラーコーヒー価格改定、9月から想定店頭価格20%上昇へ(画像はイメージ)

UCC上島珈琲は9月1日から、レギュラーコーヒー製品の価格を改定する。

7月8日の発表によると、家庭用レギュラーコーヒーについては、「UCCクラシックVP200g」など約40アイテムでメーカー出荷価格の改定を実施し、その結果、小売店の実質店頭価格は20%程度上昇する見込み。業務用レギュラーコーヒーについても、9月から納入価格を順次改定する。併せて、全国の直営の挽き売りコーヒー店についても、レギュラーコーヒー主要アイテムの販売価格を改定するとしている。

UCC上島珈琲によれば、「コーヒー生豆相場高」と「円安」が重なる深刻な状況に直面し、2021年のコーヒー生豆の調達価格(円換算)は、2020年4月に比べ150%以上に上昇している。さらに、資材やエネルギー原料、物流費の高騰といったコストアップ要因も加わり、レギュラーコーヒー製品のコストは、大幅に上昇しているという。

UCC上島珈琲は次のようにコメント。「高品質でおいしいコーヒーを消費者の皆様にお届けするため、コスト増加分を吸収するべく企業努力を続けてまいりましたが、現状、その範囲を超える水準にまで至ったことから、やむなく、レギュラーコーヒー製品の価格を改定させて頂くこととなりました。今後も高品質でおいしいコーヒーをお届けしてまいる所存でございます。何とぞご理解の程よろしくお願い申し上げます」。

また、価格改定の背景となったコーヒー生豆国際相場やコーヒーの需要動向について、以下の通り説明している。

〈UCC上島珈琲による背景説明〉
コーヒー生豆国際相場は、2021年2月から上昇基調に転じ、5月28日には4年半ぶりに1ポンドあたり160セントを超えるまでに急騰し、今後も高値圏で推移すると推察されます。

このような相場高騰の基礎的要因には、コーヒー消費量が世界的に堅調に拡大する一方で、生産国ではこの需要増に対応できる増産体制が整わないという需給のアンバランスにより、世界在庫は減少し続けていることが挙げられます。

加えて、2021〜22年度は世界最大の生産国ブラジルが裏作にあたるとともに、昨年11月から続く降雨不足の影響が重なり、豊作だった前年度から大幅な減産が予測されています。

一方、需要面では、米国・欧州各国等の消費国で新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、経済活動再開とともにコーヒー消費量の回復が期待され 、需給の逼迫の懸念から、今後もコーヒー生豆相場は高値安定、もしくは更なる上昇基調に転じる場面もあり得るという観測が強まっています。

このようなコーヒーの需給に関係した相場高騰に加え、コロナ禍による海上輸送網の大きな混乱により、海上輸送料金も大幅に上昇しています。更に、円相場は2021年に入り円安傾向へ転じ、現在1ドル=110円台で推移しており、年初からの半年間で約7円以上の円安水準に達し、原料の全てを輸入に頼るコーヒーの調達価格に多大な影響をもたらしています。