アイリスオーヤマ「瞬熱真空釜 IHジャー炊飯器5.5合」

アイリスオーヤマ(株)(大山晃弘社長)は8月6日、「瞬熱真空釜 IHジャー炊飯器5.5合」を全国の家電量販店とインターネットサイトで発売する。7月14日に都内で発表会を開催した。

新しく発売する炊飯器の最大の特徴は、「極限までかまど炊きに近づけた『極み一粒炊き』」。発表会に登壇した家電開発部調理家電課・河阪雅之マネージャーは、開発の経緯を「かまど炊きを実現するために、専門店に何度も足を運んだり、自社工場内にかまどを設置したりして研究を重ねた」とする。

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アイリスオーヤマ 河阪マネージャー、勝間事業部長、5つ星お米マイスター 西島氏

アイリスオーヤマ 河阪マネージャー、勝間事業部長、5つ星お米マイスター 西島氏

 
研究から「かまど炊きは釜全体が炎に包まれ加熱されるため、水が対流せず炊きムラが少なくなる。実は『おどり炊き』をしていなかったことがわかった」という。「お米を“おどらせない”炊飯器」を開発すべく、同社のLED照明に使用している熱伝導技術「ヒートパイプ」を採用。そのメカニズムは、炊飯器の釜底に封入した「作動液」がヒーターによって加熱され蒸気となり、瞬時に釜上部まで移動することで素早く全体に熱を伝えることができるというもので、熱伝導率速度は「アイリスオーヤマ従来品の約100倍」。

熱伝導技術「ヒートパイプ」を応用した釜(イメージ)

熱伝導技術「ヒートパイプ」を応用した釜(イメージ)

 
釜上部と下部の温度差によって生じる水の対流を最小限に抑え「お米がおどらないことで米同時の摩擦による傷がつきにくく、粒立ちのよいツヤの良いごはんを楽しむことができる」。
 
発表会には、5つ星お米マイスターの西島豊造氏がゲストとして登場。「これまでの炊飯器で炊いたご飯のツヤは目に見えるわかりやすいツヤだった。瞬熱真空釜で炊いたご飯は、摩擦が少なく優しいツヤ。美味しいね、可愛いね」と独特の表現で絶賛。瞬熱真空釜で炊くおすすめの銘柄を訊かれると「粒立ちを楽しむならつや姫を酢飯にするのがぴったりだと思う」と答えた。
 
瞬熱真空釜には、従来品に搭載されている「人気機能」も装備。米の分量に合わせて最適な水量を計測する「量り炊き」機能や銘柄ごとに炊飯制御する「銘柄炊き」機能を兼ね備えている。「シンプル×マット」をコンセプトに、黒を基調としたデザインに仕上げた。希望小売価格は税込6万980円で、小型家電事業部・勝間浩之統括事業部長は「当社炊飯器ラインのフラッグシップ(=最高級)」としている。
 
〈米麦日報2021年7月15日付〉