三菱食品「ララ・キット」コーナー

三菱食品の総合展示会「ダイヤモンドフェア2021」が東京流通センター(東京都大田区)で11月30日、開幕した。12月2日まで3日間開催する。

約2年半ぶりの開催となる今回のテーマは「食で創造する、持続可能な社会」とした。今後のコロナ禍で求められる対応に加え、サスティナビリティやデジタル化といったキーワードと共に、商品や売り場の提案などを行う。想定する来場者数は例年の1万1,000人からは下回るとの予測で、商品は約2,000アイテムを揃えた。

今回の展示会は「近未来シグナル」「売り場提案」「オリジナル商品」の3つのエリアで構成。

低温食品では、カテゴリーごとに具体的な提案を行う「売り場提案」エリアで、「プラスフローズンでつくる未来予想図」をテーマにブースを展開した。

市販冷食売場やアイス売場を中心に発展拡大してきたフローズン食品を、生鮮3品にまで拡げることで、生活者のニーズである「簡単・便利」に応えながら売場のムリ・ムダを減らし、サステナブルな売場につなげるとし、生鮮売場でのフローズン提案を中心に据えた。

「畜産売場+フローズン」コーナーでは、素材品から加工品まで、畜産売場での冷凍商材の品揃え強化を提案。

素材品では、バラ凍結したひき肉やスライス肉のほか、味付け済みで簡便調理に対応した商品を集めて紹介。担当者によれば、コロナ禍以降の家飲み需要の高まりもあり、比較的高価な馬刺しなどの商品も動きが良いという。

加工品では、冷凍ミールキットのほか、レンジ調理対応のジンギスカンなどの簡便調理品を紹介。また、売場でフックになる「外食コラボ」の品揃えも「天狗」「ゴーゴーカレー」「松屋」などの商品を取り揃えて提案した。

冷凍ミールキットでは、三菱食品オリジナルブランドの「ララ・キット」を、専用コーナーを設けて紹介。同ブランドでは現在、2人前の「For シェア」シリーズ5品と、1人前の「For me」シリーズ4品で展開している。担当者によれば、コロナ禍以降伸長しており、特に「Forシェア」の動きが良いという。一方で、「まだまだ伸ばせるカテゴリー」だとし、来春はレンジ調理対応など新たなコンセプトの商品も投入し、市場拡大を目指すという。

「水産売場+フローズン」コーナーでは、廃棄ロス削減による持続可能性に加え、販売時間のチャンスロスや、バックヤード人員の技術不足など売場の課題にも対応できる水産冷凍品を紹介。一般的な凍魚のほか、冷凍の刺身商材や、味付け・簡便商品、フライパン調理の水産フライ商品、より食卓で使いやすい骨まで食べられる切り身などの商品を提案した。

「農産売場+フローズン」コーナーでは、農産売場に冷凍野菜や冷凍フルーツを陳列することで新たな生活者ニーズ・使用シーンを創出するという提案を実施。生鮮野菜と調味料、デジタルサイネージを使ったクロスMDに加え、さらに冷凍野菜を並べた売場提案を行っていた。

「NEW FROZEN RETAIL」コーナーでは、喫食シーンの増加や、おいしさの認知などから伸長している市販冷食売場において「地域貢献」「健康」という新たな切り口と品揃えを提案。日本各地の地域性の高い商品を集めた「日本ご当地フローズン」や、健康志向の市販冷食を集めた「HEALTHY FOOD」といった棚割り提案を行った。

メーカーブースは冷食メーカー5社が出展。ニチレイフーズが健康志向の「大豆ミートのからあげ」「大豆ミートのハンバーグ」を、イートアンドフーズが栄養バランスの良い「大阪王将ぷるもち水餃子」を、日清食品冷凍がスープ袋を廃しプラスチック包材を削減した「日清中華 辣椒担々麺」「日清中華 白胡麻担々麺」を、テーブルマークが紙トレー使用の「ごっつ旨いお好み焼き」を、日本水産が社会貢献活動の「おにぎりアクション」に参加する「大きな大きな焼きおにぎり」「焼きおにぎり10個」と、それぞれテーマに沿った商品を試食も交えて紹介していた。

〈冷食日報2021年12月1日付〉