意外と知られていない警察の努力

今年10月、都内で約160個にも及ぶ自転車のサドルが窃盗される事件が発生。その際にニュース番組では警察が押収したサドルが映し出されたのですが、なぜか押収品はグラデーション状に色分けされた上、床を埋め尽くすように美しく陳列されることに。大量のサドルが展示品のように並んだシュールな光景は、ネット上で大きな注目を集めました。

今回の報道だけでなく、窃盗事件が取り上げられる際には「押収品の並べ方」が度々話題を呼んでいる様子。10月6日に放送された『Abema的ニュースショー』では、そんなニュース番組の裏事情として「押収した盗難品はなぜ綺麗に陳列されてる?」という疑問が解説されていました。

番組に出演したテレビ局の関係者によると、そもそも警察にとっては犯人を逮捕するだけでなく“犯罪の抑止”も大きな目的。事件について広くニュース番組で取り上げてもらうために、マスコミに押収品を撮影させる機会を設けているそう。

押収品を綺麗に並べる理由については、警察がマスコミに対して配慮した結果だといいます。また下着の窃盗事件などに関しては、盗難品を綺麗に並べることで犯人に恥をかかせ、犯罪を抑止するという狙いがあることも説明されていました。

ちなみに押収品の陳列は事件を担当した若手捜査員が任命されることが多く、準備のために何時間もかかってしまうケースもあるそうです。

番組で明かされた意外な情報に、SNS上では「たしかに記憶には残るし、犯罪の抑止には効果的だと思う」「まさに職人芸だけどあれって警察官がやってたのか…」「あらためて考えるとすごく大変そうな作業」といった声が続出していました。



もはや芸術レベル? 大反響を呼んだ「野球ボール」の陳列

2017年10月、高校野球部をターゲットとした野球ボールやバットの窃盗事件が関東圏で発生。その事件がニュース番組で報道された際、ユニークすぎる押収品の並べ方が大きな注目を集めていました。

まず中央には2本のバットが交差するように設置され、そこから左右対称に大量のボールが並んでいるという構図。バットの両隣にはボールが10段ほど積み重ねられていて、まるでピラミッドのような光景になっていました。さらに最前列に並べられた大量のボールも、縫い目を全て同じ向きに統一した状態で綺麗に並べられています。

この映像は多くの人に衝撃を与えたようで、「陳列のプロがやったとしか思えない出来栄え」「担当した人は野球が好きだったのかな…」「インスタ映えする押収品陳列ですね」と驚きの声が相次いでいました。

犯罪を撲滅するために色々な工夫が凝らされていることを知ると、ニュース番組の見方がちょっと変わってくるかもしれませんね。