今回は「ハイヒール」にまつわる雑学を紹介します。

足をスッと綺麗に見せたり、身長を高く見せたりなど、ハイヒールは女性には欠かせないファッションアイテムの一つになっていますよね。

しかし、そんなハイヒールはオシャレ目的ではなく、最初は別の用途で考案された靴だったってご存じでしょうか?

特に女性の方はあまり知りたくないかもしれませんが、実は糞尿などの汚物を踏まないようにするために履かれていたのです。

ハイヒールの由来や起源

それではさっそく、ハイヒールの由来や起源について解説していきます。

そもそも日常生活において、糞尿などの汚物はハイヒールじゃなくても避けて歩くことが出来ると思いますよね?

■中世ヨーロッパの街並みは汚物まみれだった
なぜハイヒールが糞尿などの汚物を踏まないために活躍したのかというと、中世ヨーロッパの街は汚物まみれだったからなんです。

そのころは下水道などが配備されていなかったことから、糞尿を便器に貯めた後、川や排水溝にそのまま捨てていたんですね。

時には道路へと汚物を捨てようとして、窓から直接捨てる住民もおり、歩行者に糞尿がかかることもあったのです。

また、都市によっては道の真ん中が窪んで溝になっていることから、溝に糞尿などの汚水、生ごみなどを捨てていました。

その溝の先は川となっていたため、この時代のヨーロッパの川の水は濁り、衛生状態は最悪だったのです。

川の水が生活用水として利用されることもあったことから、疫病などが蔓延することもありました。

■最初は男性が履いていたハイヒール
そんな糞尿や汚物まみれの街中を歩くのに活躍したのがハイヒールでした。

最初は爪先立ちで汚物を踏まないようにしていたのですが、爪先立ちを意識しなくても履ける靴としてハイヒールが登場したのです。

特に、大雨が降ったりすると、糞尿を流していた溝がいっぱいになり、町中に汚泥が溢れてしまうこともしばしばあったようです。

石畳が中心の道路は常にヌルヌルしており、どこも汚物だらけの最悪の状態でしたが、このような時にもハイヒールは活躍したそうです。

また、ハイヒール以外にも、ブーツなどの靴についても糞尿などの汚物まみれの道路を歩くために考案されました。

現代では女性が履くハイヒールとなっていますが、考案された当時は男性の履物だったそうです。

臭いをごまかすために香水



ここまでの解説で、中世ヨーロッパがいかに汚物まみれだったかがわかりましたよね。

街中が汚物まみれということは、当然ながら街中には排泄物などの汚物の臭いが充満していたそうです。

また、当時の紳士淑女は月に一回程度しか服を洗濯しなかったため、服にカビが生えることもありました。

そして、現代のようにお風呂やシャワーなども無かったことから、自ずと体臭もきつくなってしまったそうです。

こうした汚物の臭い、服の臭い、体臭などをごまかすために「香水」が活躍していました。

ヨーロッパに有名な香水が多く、香水の産業が発展してきたのも、こうした時代背景が関係していたんですね。

以上がハイヒールの由来や起源についてでした。

まとめ

ハイヒールは街中に落ちている糞尿などの汚物を踏まないように考案された。

中世ヨーロッパは下水道が配備されていなかったことから、糞尿などの汚物を道や川にそのまま捨てていた。

雨の日には街中の地面が汚物でぬるぬるになってしまうことから、爪先立ちが簡単に出来るようにハイヒールを履いていた。

街中の汚物の臭いであったり、衛生状態が極めて劣悪だったことから、それらの臭いをごまかすために香水をつけていた。

※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。


文=雑学.com