清水健さんの子育て日記

親子2人、これからです


我慢できず、久しぶりに泣けた

 やっぱり一緒に見たかった。一緒に「大きくなったな」って笑いあいたかった。

 決して悲しいことを言っているわけではありません。こんなことを妻の前で話しかけられるようになった僕がいます。そして、「ママも喜んでくれているかな?」、そう笑顔で話す息子がいます。

 幼稚園の卒園式。緊張しながら両手で園長先生から卒園証書をしっかりと受けとる姿、泣くのをグッと我慢している姿、大好きな女の子と抱き合う姿(笑)。全部の姿に成長を感じて、パパの僕が我慢できずに久しぶりに泣けました。もちろん、まだまだこれからです。でも、少しだけホッとした自分もいます。

ママの写真 喜ぶ姿を想像して

 卒園式と書かれた看板の前で撮った写真を、入園式の日の写真と並べると、改めて、こんなに大きくなったんだと実感。はじめは泣いて教室に入りたがらなかった。幼稚園、むいてないのかなと本気で不安にもなりました。

 卒園式の式典の後、お友だちとお別れするのがイヤで、いつもより高いテンションで園庭を走り回り、なかなか帰ろうとしない。幼稚園が大好きになった息子。先生、お友だちに感謝です。「何かあったら言ってくださいね」。そんな優しい言葉もかけていただき、たくさんのママさん、パパさんとも仲良くさせていただきました。

 ママの写真の前に飾った卒園証書。4月からは小学校です。また不安になるんだと思う。入学式では、卒園式と同じように、大丈夫かな?って、会場に入場してくるのをドキドキしながら待つんだと思う。でも、こんな気持ちにさせてもらえることに感謝。わが子は、写真の前で、手を合わせて、喜んでいるママの姿を想像して笑っています。

 見ていますか。おめでとう。ありがとう。これからも、わが子の成長を見守ってあげてください。

それぞれの場所、みんなの思い

 5年前、取材をさせていただいた女性がいます。お子さんは息子と同世代。悪性の脳腫瘍と闘っていました。しばらく連絡が取れていなかったのですが、その女性のお母様がこの「子育て日記」を読んでくださり、連絡をくれました。亡くなられたとのこと。先日、同じようにお孫さんの卒園式に出席されたと涙ながらに話してくれました。

 それぞれの場所で、みんなが、いろんな思いでむかえた卒園式。卒園されたみなさん、おめでとうございます。(フリーアナウンサー)