体育といえば、赤白帽。子どもたちは当たり前のようにかぶっていますが、「赤は熱中症のリスクが高まる」という実験結果が出ました。研究をまとめた武蔵野美大大学院の服部由季夫さんに小松田健一記者が取材し、「赤白帽は赤が白より10度も高温に 熱中症対策の研究者が実験」という記事を9月に公開しました。

直射日光下のグラウンドで実施した赤白帽の表面温度測定=東京都小平市の武蔵野美大で(服部由季夫さん提供)


「夏の屋外での運動」への疑問も

 東京すくすくのツイッターでは、「運動会の成績に影響が出たりするのかな」「体調面で白組の方が圧倒的に有利ということか」と盛り上がりました。さらには「赤白帽を変えた方がいいというより、もう日本の夏に外で運動はやめようというレベルの気候なのでは?」「材質を綿メッシュにすれば色による温度差を小さくできるのでは?」という意見も出ました。服部さんは代替色として「黄とピンク」を提案しています。

 反響が大きかったのは、誰もが経験のある身近な話題だったから、というだけではないでしょう。「当たり前だと思っていたこと」が覆される面白さを、記事に触れた方が感じている様子が伝わってきました。

 すくすくでは「体操着、裾を出せば4℃涼しい! 理科教諭が実験」「体育座りは体に良くない? 専門家が指摘」という記事も公開しています。

 赤白帽の記事には「分からない、知らないことは対応しようがないけど、こうやって新たな事実が分かってきたことを教育現場はすぐに導入してほしい」という声も届きました。できることから変えていけるとよいですね。