千葉県教育委員会は18日、2021年度の学校におけるセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)などに関するアンケート結果を公表した。

44万人への調査 381人が「不快」

 千葉県内の公立小中高校と特別支援学校の児童生徒のうち、381人が「セクハラと感じて不快だった」と回答した。前年度より162人減少し、県教委は「改善傾向にある」と評した。

 アンケートの対象は、千葉市立学校と県内の市立高校を除く1113校の44万1060人。教職員からの言動について「不快」と回答した人のうち、具体的内容で多かったのは「不必要に体を触られた」「容姿などの身体的特徴を話題にされた」「性的な話や冗談を言われた」「男のくせに、女のくせにと言われた」など。

 この他、「おまえがいると雰囲気が悪くなる」「日本語分かっているのか」といったパワハラ発言も認められた。

教員の弁解「コミュニケーション」

 千葉県教委によると、体の接触について、教員があいさつ代わりに児童生徒の肩に触れるといった行為が多くを占め、わいせつ行為や処分案件はなかった。セクハラと指摘された教員は「コミュニケーションとして触ってしまった」などと説明したという。

 県教委の担当者は「当事者と児童生徒間に認識の違いが依然残っている事例もある。アンケートなどで実態を知ってもらうことで、セクハラやパワハラが減っていけば」とした。

 一方、高校と特別支援学校の教職員11567人への調査で、71人が教職員や生徒などからセクハラを受けたと発表。前年より16人増加した。