東京都教育委員会は、11月27日に実施し、来春から都立高入試の選抜に導入する英語のスピーキングテストで、話し言葉が滑らかに出てこない「吃音(きつおん)」の生徒について、やむを得ない理由で受験できない「不受験者」として申請できるようにする方針を固めた。

2019年11月に初めて行われたスピーキングテストの「プレテスト」=東京都内で


都教委が方針 中学校長の申請で対応へ

 都教委は5月、病気や事故などやむを得ない理由で受験できない人の得点は、筆記による英語の学力検査で同水準の得点だった生徒のスピーキングテストの平均から算出すると公表。吃音の生徒についても、在籍する中学の校長が「やむを得ない理由で受験できない」と申請し、都教委が承認すれば同様の扱いとできるようにする方針という。都教委は近く中学側に通知する。

 吃音の生徒は事前申請すれば回答時間を3倍に延長する特別措置が既に示されていた。これに加え、不受験者として、学力検査の結果をもとに得点を算出する方法も示される見通しとなり、生徒はいずれかを選択できることになる。

 スピーキングテストは都内の公立中3年全員(約8万人)を対象にタブレット端末で実施し、20点満点の6段階で評価。都立高入試では、テストの結果を調査書点(300点満点)と学力検査の得点(700点満点)に加えて合否判定する。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2022年7月22日