シーズン直前にデヴォン・ハワードが辞任した2022年WSLロングボードツアーだが、カリフォルニア・ハンティトンビーチでの第2戦『VANS Duct Tape Invitational』開始直前にキラ・シールがロングボードツアーの統括者、シニアマネージャー。トリー・ギルカーソンがヘッドジャッジに就任することが公表された。

両者共に長年ツアーに参加しており、トリーは2016年のワールドチャンピオンという素晴らしい肩書きを持っている。

「ロングボードツアーのシニアマネージャーとしてキラ・シールが、ヘッドジャッジとしてトリー・ギルカーソンという2人の偉大なリーダーをロングボードの最前線に迎えることを誇りに思うわ。これはロングボードにとって特別な章であり、私はこの2人の女性が上手く舵取りをすることを確信している。WSLのロングボードツアーとサーファーの発展と成長がトリーとキラと共に続くことを楽しみにしているわ」
ジェシー・マイリー・ダイヤ

ノースショア生まれのキラ・シール

(キラ・シール)
PHOTO: © WSL/Damien Poullenot

2017年からツアーを回り、2022年も現役として活躍しているキラ・シールはオアフ島のノースショアで小さい頃からサーフィンを始め、コンペティターとして活動を続けている。
現在ランキング9位の彼女はこの任務を果たすために競技からは離れ、ロングボードツアーのシニアマネージャーとして活動することになる。

「私は過去数年間参戦していたロングボードツアーの経験を活かし、今までと違って視点でこの役割に臨むわ。一人の競技者として競技を理解しているけど、WSLロングボードツアーが成功するために、ビジネスの観点から何が必要なのかも理解している。ロングボードをサポートし、この競技のプラットフォームを発展させるという仕事に興奮しているわ。サーフィンは私の情熱であり、ロングボードは私の心よ。単なる仕事ではなく、私が愛するものなの」
キラ・シール

(世界トップクラスの実力を持つキラ)
PHOTO: © WSL/Jack Barripp

元ワールドチャンピオンのトリー・ギルカーソン

(トリー・ギルカーソン)
PHOTO: © WSL

ロングボードツアーのヘッドジャッジに就任したトリー・ギルカーソンはカリフォルニアのサンクレメンテで生まれ育ち、2012年からツアーに参加。
2016年にはワールドチャンピオンに輝き、2018年にはISAタイトルを獲得。
2019年まで競技を続けていた。

トリーがヘッドジャッジに抜擢されたのは、もちろん経験と能力を評価されてのこと。
選手生活を送る最中からジャッジの世界に興味を持ち、QSのジャッジ経験を積んだ後、過去2年間でCT、CS、LT、更に2020年東京五輪のジャッジも務めていたのだ。

「CTレベルのジャッジとトップレベルのロングボーダーとしての経験をヘッドジャッジのポジションに活かせることに興奮している。この役割における私の優先事項は、サーファーに明確で公平なジャッジを提供すること。伝統的なロングボードの基準を理解しやすく、より透明性のあるものにすることを計画しているの。また、ジャッジと協力して審査基準の主要な要素と伝統的なロングボードの全体的なビジョンを実証するようなサーフィンのスタイルを推進するつもりよ。サーファーが自分のサーフィンのレベルを押し上げ、このスポーツをさらに進化させるような尺度を作りたいと考えているわ」」
トリー・ギルカーソン

2022年のロングボードツアーのスケジュールは以下。

◾️5月16日〜24日
オーストラリア・マンリービーチ
『Sydney Surf Pro WLT』

◾️8月3日〜7日
カリフォルニア・ハンティントンビーチ
『Vans Duct Tape Invitational』

◾️10月3日〜13日
カリフォルニア・マリブ
『WSL Longboard Championships』

WSL公式サイト:http://www.worldsurfleague.com/

(黒本人志)