現地時間8月18日、2024年パリ五輪の会場でもあるタヒチ・チョープーを舞台としたCT最終戦『Outerknown Tahiti Pro』は3日目を迎え、メンズのベスト8が決定。

ウィメンズは前日にベスト8が決定しており、これでファイナルデイを戦う16人が揃った。

コンテスト3日目は予報通りのソリッドな南南西ウネリがヒットしてパーフェクト10を含むハイスコアが何本も出たエキサイティングな一日だった。

五十嵐カノアがWSLファイナル進出を確定

(カノアの逆転ライド)
PHOTO: © WSL/Beatriz Ryder

数多くのハイスコアが出た中でも主役級の活躍をしたのは日本の五十嵐カノア、ケリー・スレーター(USA)、マシュー・マクギリヴレイ(ZAF)、ネイザン・ヘッジ(AUS)だろう。

カノアはジャドソン・アンドレ(BRA)とのRound of 16で追い込まれながらも冷静に逆転可能な波を待ち続け、終了間際に信じられないようなバレルをメイクして9.70を出して逆転に成功した。

「もう、言葉が出ない。本当に感情的になってるね。まず感謝の気持ちを伝えたいのは、チョープーの波さ。長い間、ここに通って地元の人たちと一緒に過ごしてきたんだ。今までこの瞬間のために準備をしてきたよ。あの波が入った時、もしこれが運命なら勝てると思った。そして、今トップ5に入れたのさ。これで堂々と家に帰れるね」

現在ランキング6位のカノアですが、5位のグリフィン・コラピント(USA)が敗れ、トップ5入りが決定。
同時にワールドタイトルを争う「Rip Curl WSL Finals」の舞台に立つことが確定し、秋にローワートラッセルズで争うことになる。

トップ5は以下。
フィリッペ・トレド(BRA)
ジャック・ロビンソン(AUS)
イーサン・ユーイング(AUS)
イタロ・フェレイラ(BRA)
五十嵐カノア(JPN)

なお、ウィンメンズサイドはカリッサ・ムーア(HAW)、ジョアン・ディファイ(FRA)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)、ステファニー・ギルモア(AUS)が確定。
残り1名の枠はQFのブリッサ・ヘネシー(CRI) vs レイキー・ピーターソン(USA)で勝利した方が獲得する。

マシューの10ポイントライド

(唯一の10ポイントを出したマシュー)
PHOTO: © WSL/Damien Poullenot

数々のハイスコアの中でも南アフリカのマシュー・マクギリヴレイは唯一の10ポイントライドを披露。
それもチョープーでのサーフィンが2回目というのだから、驚きだ。

「朝からパドルアウトする直前までずっとナーバスだった。アドレナリンも出っぱなし。このコンディションでコンテストが開催されることは夢のようだね。この素晴らしい波をたった二人でサーフィンできるけど、冷静でいなければいけない。サミー(サミュエル・プーポ)とのヒートは最高だった。彼はチャージしていたし、みんながプッシュしている姿を見るのは最高さ。QFに進めて嬉しいし、早く戻りたい」

CT前半戦を滑り込みでクリアしてミッドシーズンカットを免れたマシュー。
QF進出で後半戦は2度目の5位以上が確定しており、トップ10入りの可能性も出てきた。

(コンビネーションをひっくり返してロボに勝ったヘッジ)
PHOTO: © WSL/Damien Poullenot

(The GOAT is back!)
PHOTO: © WSL/Damien Poullenot

(最強のワイルドカード、カウリ・ヴァースト)
PHOTO: © WSL/Damien Poullenot

その他、リプレイスメントのネイザン・ヘッジ(AUS)が絶好調のロボことジャック・ロビンソン(AUS)を相手にコンビネーションをひっくり返して勝利。

「The GOAT is back!」のメッセージまで出されたキングケリーもハイスコア連発でQF行きを決めている。

最強のワイルドカード、カウリ・ヴァースト(FRA)はまだ残り、ヤゴ・ドラ(BRA)、カイオ・イベリ(BRA)、ミゲル・プーポ(BRA)と誰が優勝しても不思議ではないファイナルデイ。

ネクストコールは現地時間8月19日の早朝6時45分(日本時間8月20日深夜1時45分)で、20分後にスタート予定。

WSL公式サイト
http://www.worldsurfleague.com/

(空海)