(株)東京カンテイはこのほど、2016年・中古マンション価格の年収倍率を公表した。これは、2016年における築10年中古マンション価格(70m2換算)を平均年収で除し、中古価格が年収の何倍に相当するかを算出したもの。年収倍率が低いほど中古マンションは買いやすく、反対に数値が高いほど買いにくいことを示している。

それによると、2016年の築10年中古マンション年収倍率は、全国平均で5.25倍と0.07拡大したが、2014年や2015年の拡大幅に比べて小幅に留まった。年収倍率の拡大地域は36→23に減少しており、新築と同じく買いにくさが加速度的に進む状況に緩和の兆しが見え始めている。全国で最も年収倍率が高かったのは東京都の9.13倍で、沖縄県や神奈川県、京都府までが7倍台で続く。

首都圏では、平均価格の上昇率が平均年収の増加率を上回って、年収倍率は7.13倍まで拡大。1都3県全てで拡大したが、旺盛な実需・投資ニーズによって大幅拡大した東京都や神奈川県に対して、埼玉県や千葉県ではここ5年間は5倍台で推移し続けており、全国の水準で見ても比較的買いやすい状況を保っている。

近畿圏では価格が横ばいで平均年収が増加した影響から、年収倍率は5.57倍に縮小して買いにくさがやや改善。大阪府では平均価格が10%以上も上昇したために年収倍率が唯一拡大し、圏域平均を上回る結果となった。

中部圏では首都圏と同様の動きから、年収倍率は4.58倍に拡大。僅かながら買いにくさが増した。東京都や京都府のように圏域内で突出した値の地域はなく、いずれも4倍台となっている。

ニュース情報元:(株)東京カンテイ

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