気象庁の発表によると、2021年の夏(7月〜9月)の気温は平年並か平年よりやや高く、全国的に暑い夏になりそうとの予報が出ています。湿気の高い日本の夏は、体力も気力も奪われるもの。「自然の雄大なシャワー」「夏のベストな避暑地」といえば、高みから天然水を降り注いでくれる「滝」ですね。涼しい滝に行くと、ひんやりとした空気に頭も冴え、身も心も潤います。涼を呼ぶ素晴らしい日本の滝絶景を、連載でご紹介いたします。今回は、四国地域の美しい滝です。
にこ淵(高知県)
にこ淵 画像提供:一般社団法人仁淀ブルー観光協議会

雌滝のインパクトが強い夫婦滝「雨乞の滝」(徳島県神山町)


雨乞いの滝(徳島県)
写真提供:徳島県・(一財)徳島県観光協会

徳島県神山町の「雨乞(あまごい)の滝」は「日本の滝百選」に選ばれた夫婦滝。写真右の水量が多い方が「雌滝」、写真左側が「雄滝」と、徳島県では女性が強いのか(?)女性滝が迫力あり。干ばつ時に村人が鉦や太鼓を叩いて踊りを奉納し、雨乞いの神事を行っていたのが名前の由来。滝には竜王神と不動尊が祀られています。雨乞の滝を目指して駐車場から遊歩道を20分ほど歩く間にも、うぐいす滝・不動滝・地獄淵・もみじ滝・観音滝など滝がたっぷり楽しめます。

雨乞の滝
住所:徳島県名西郡神山町神領谷
https://www.town.kamiyama.lg.jp/enjoy/map/2015/12/amagoi-no-taki.html



人を近づけない神聖な滝「轟の滝」(徳島県海陽町)


轟の滝 本滝
轟の滝(本滝) 写真提供:徳島県・(一財)徳島県観光協会

徳島県海陽町(かいようちょう)にある「轟(とどろき)の滝」は四国一の大滝で、「日本の滝百選」のひとつ。本滝の上流には大小さまざまな滝があり、総称して「轟九十九滝」と呼ばれます。本滝は轟本瀧神社の御神体であり、全体を見ることは叶わない滝。神社の鳥居をくぐり、絶壁の隙間から眺めることができます。

轟九十九滝
住所:徳島県海部郡海陽町平井王余魚谷
https://www.kaiyo-kankou.jp/index.php/play2t/todoroki



岩肌を彩る清流「薬師谷渓谷・雪輪の滝」(愛媛県宇和島市)


薬師谷渓谷・雪輪の滝
写真提供:宇和島市観光物産協会

愛媛県宇和島市薬師谷渓谷にある、美しい「薬師谷渓谷・雪輪の滝」。岩肌の上を滑っていく清流が、青く深い滝壺に落ちていきます。愛媛県内には同名で日本の滝100選の「滑床渓谷・雪輪の滝」があるので、時間があれば両方見たいものです。

薬師谷渓谷・雪輪の滝
住所:愛媛県宇和島市川内
https://www.uwajima.org/spot/index10.html



秋の紅葉も美しい「虹の滝」(香川県三木町)


虹の滝(香川県)
虹の滝(雌滝) 写真提供:(公社)香川県観光協会

香川県三木町の「虹の滝(こうのたき)」は、雄滝・雌滝で一対になる夫婦滝。たちのぼる水煙に日光が映えて、美しい七色の虹を描きだすことが名前の由来。キャンプ場があり、遊歩道が整備されているので、家族連れにも人気。秋には、付近一帯の渓谷が燃えるように染まる紅葉の名所に。

虹の滝
住所:香川県木田郡三木町小蓑
https://www.town.miki.lg.jp/life/dtl.php?hdnKey=1168



奇跡の青さの仁淀ブルー「にこ淵」(高知県)


にこ淵(高知県)
画像提供:一般社団法人仁淀ブルー観光協議会

全国に「仁淀ブルー」の美しさを知らしめた、高知県の清流・仁淀川。「仁淀ブルー」の名付け親で、地元を撮り続けるカメラマンの高橋宣之氏が、この青こそ仁淀ブルーと言わしめた「にこ淵(にこぶち)」。滝よりも滝壺の青さが有名で、驚くほど幻想的な青さはSNSで広まり、全国から人が集まる絶景スポットに。もともとは水神様の化身の大蛇が住むとされ、地元の方々は決して近寄らなかった神聖な場所ゆえ、マナーを守って鑑賞しましょう。現在は階段が整備され、安全に降りることが可能。

にこ淵
住所:高知県吾川郡いの町清水上分1278
https://www.inofan.jp/spot/にこ淵/



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