現地の人には当たり前なことでも、日本人からするとあっと驚いてしまうような雑学が世界にはあります。気がつけば在仏歴13年になる筆者も、びっくりしてしまうようなフランス人の行動や習慣、文化などに日々遭遇しています。理由や文化背景を知れば「なるほど、そうだったのか」と思わず納得してしまうフランスの数々の雑学。今回はフランスの「水」事情をお伝えします。


■あわせて読みたい

【フランス人の不思議な生態10選】なぜゴミ箱を置かない?タオルにもアイロンしちゃう?あっと驚く習慣を一挙紹介
 

フランスの水は「硬水」



「硬水を飲むといい効果がある」と言われ、日本でも硬水をあえて買って飲む人も増えてきましたよね。硬水にはミネラルやマグネシウムが含まれており、健康や美容の効果があるとされています。

とはいえ、飲む分にはいいこと尽くしのようですが、硬水の環境で暮らすって意外に大変! フランスに住むようになって、硬水って厄介だとつくづく思うようになったのです。

どんな苦労がある? フランスあるあるな、硬水の厄介さをご紹介していきます!

髪の毛がパサパサに




硬水で髪の毛を洗うと、びっくりするほどにパサパサになります。日本で髪の毛を洗っていた頃は、普通に艶ある髪だったのですが、フランスに来てからは、ゴワゴワのパサパサに。髪が無惨にもダメージを受けた状態…。

最初はシャンプーが変わったから?と思ったのですが、周りの人に聞いてみると、それは硬水のせいだということがわかりました。

また、硬水は肌にもダメージを与えるようで、足などはカサカサになります。フランスではボディークリームが欠かせません。

洗濯物が灰色に



フランスに住んで半年ぐらいが過ぎた頃、白い服がなぜか灰色になっていることに気がつきました。お気に入りだったので、ショックを受けたのを覚えています。

今まで白い服が灰色になったことなんてなかったのになんでだろう。他の日本人に話してみたところ、これも硬水のせいだということがわかりました。白い服を硬水で洗い続けるといつしか石灰で色が変わっていくということ。時々漂白をするといいと教えてくれました。


洗濯機には石灰対策を



硬水には石灰が含まれているので、洗濯機を回す時は、石灰対策をしなければなりません。フランスでは軟水化と石灰化防止の商品が販売されています。そうしないと、洗濯物もゴワゴワとして肌触りが悪い! そして、洗濯機も石灰で詰まってしまって、故障の原因にもなるのです。


ケトルに石灰がびっしり



ケトルややかんででお湯を沸かしていると、石灰がびっしりとつきます。最低でも週に1度はホワイトビネガーを入れてお湯を沸かして、石灰を取り除く掃除をしなければならないほど。

硬水の濃度が高い地方では、毎回お湯を沸かすたびに石灰を取り除く作業をしなければならないのだとか。ケトルの故障の原因にもなるからです。

硬水は健康や美容にはいいと言われるものの、硬水の環境で暮らすというのはなかなか厄介なものです。日本に帰国して、髪を一度洗うだけで、不思議と以前のような髪艶に戻ります。そして、日本で沸かすお茶や出汁の味はやっぱりおいしい。人は生まれ育った土地の水が身体に合ってるんだなと実感する次第です。

 
■あわせて読みたい

【フランス人の不思議な生態10選】なぜゴミ箱を置かない?タオルにもアイロンしちゃう?あっと驚く習慣を一挙紹介