宮城県南の柴田町では、樹齢100年を超える桜もあり、木の保全が課題となっています。そんな中、柴田町は今年、桜の木を守っていくためあるプロジェクトに参加しました。花見に欠かせない「あの飲み物」を利用した取り組みです。

柴田町の桜の名所、船岡城址公園です。10日、満開を迎えソメイヨシノなど1000本以上の桜が見頃を迎えています。

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美しく咲き誇る桜ですが、中には、幹が切られている木もあります。

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樹木医 梅澤活史さん:
「このエリアは一番古いので100年以上、経っている木もある(ソメイヨシノの樹齢は)一般的によく言われているのが60年前後と言われている。前はこの上には太い幹があったが先端の方から枯れてしまい折れる危険性があったのでこれは下で切って」

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町内では、手入れが必要な木が年々、増えています。柴田町は、毎年1000万円をかけて町内にある、およそ4000本の桜の病害虫の駆除や枯れ枝の剪定などをしています。

柴田町都市建設課 佐藤康弘課長:
「城址公園だけでも1000本以上の桜があるので、毎年丁寧な維持を行うには不十分な予算。老木化が進んでいるので、桜に対してもっともっと町として手をかけて良好な状況を維持していきたいと考えている」

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地元の造園業者らによる有志も桜の保全に協力していますが、世代交代が課題となっています。

柴田町さくらの会 平間誠貴会長:
「年配の人が多いし作業に積極的に参加する人が減ってきているので、人数が少ない分やれる範囲も決まってくる」

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こうした中、柴田町は今年あるプロジェクトに参加しました。

小笠原悠記者:
「青空に映える花びらを見ながらお酒を楽しむ人もいると思いますが、ビールを飲んで桜の保全活動を応援しようという取り組みがはじまっています」

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キリンビールが企画したプロジェクト。4月から販売が始まった新商品を購入すると1缶につき0.5円または0.8円が寄付金として積み立てられ、対象の自治体に分配される仕組みです。また、専用サイトにアクセスすると0.5円分のコインが無料で付与され、応援したい自治体を1つ選んで寄付できます。

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対象となるのは全国43の自治体で、宮城からは唯一、柴田町が選ばれました。

柴田町都市建設課 佐藤康弘課長:
「助成を通じて全国の人に柴田町の桜をアピールできれば。これからも100年先、1000年先というスローガンで、町もサクラを守っていきたいと思っている」

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船岡城址公園では、今週末まで見頃が続きそうです。

お酒好きという方は、ビールを飲んで桜を応援できるというプロジェクトになりますね。ただ、飲みすぎにはぜひご注意ください。もちろんですが、お酒は二十歳になってからです。今回のプロジェクトも参加は、20歳以上の方限定となります。