24日、東北大学では4年ぶりに全員が参加する卒業式が行われました。卒業生は、コロナ禍での経験をバネに新社会人生活への決意を新たにしていました。

太白区のゼビオアリーナで行われた卒業式には、卒業生およそ4500人が出席しました。卒業式はコロナ禍の3年間、縮小開催でしたが、今年は4年ぶりに全員が参加しマスク着用も学生の判断にゆだねられました。

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式では、大野英男学長が「東北大学の卒業生として誇りを胸に飛躍してほしい」とはなむけの言葉を贈ると、卒業生代表が決意の言葉を述べました。

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学部卒業生代表 医学部 清水夏海さん:
「急速に進行するグローバル化やデジタル化への対応気候変動や地球環境問題、少子高齢化人口減少など解決すべき課題がある、その解決に向け貢献していくことが私達の使命」

学部卒業生代表 医学部 清水夏海さん

卒業生:
「オンラインになってどうしたらうまく伝わるか、コミュニケーションとれるか考えた時間だった」
「友人ができにくくてそこが一番苦労した。1人だけでは研究はうまくいかないので」

保護者:
「たくましくなって一回り二回りWBCじゃないけど大きくなってほしい」
 

卒業生:
「これだからコロナ禍世代はと(嫌味を)言われないような社会人を目指したい」
「一瞬で過ぎ去ったように感じるが、思い返すと濃い3年間を送れた。就職がゴールにならないよう進み続けていきたい」

また、今話題の侍ジャパンのコスプレで式に臨んだ人の姿も見られました。式を終えた卒業生たちは、それぞれのコロナ禍での経験をバネに社会人としての一歩を踏み出していきました。

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