宮城県白石市のスーパーで買った刺身を食べた男性が腹痛を訴え、胃の中から寄生虫のアニサキスが検出されました。県は食中毒と断定し、このスーパーに対し一部の営業を1日間停止させる処分を出しました。

営業の一部停止処分を受けたのは、白石市にあるスーパーです。県によりますと、4月6日、このスーパーで買ったアジやヒラメの刺身を食べた40代の男性が、翌日の朝に腹痛を訴え医療機関を受診したところ、胃の中から寄生虫のアニサキスが検出されました。

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原因と考えられる食べ物がスーパーで買った刺身だったことから、県は食中毒と断定し、このスーパーに対し8日の1日間、生食用の魚介類の提供を停止する処分を出しました。男性はすでに、回復しています。

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これで今年に入ってから県内で発生したアニサキスによる食中毒は6件目となり、去年1年間の発生件数7件を上回るペースとなっています。

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アニサキスはイワシやサバなどの魚介類に寄生していて、県は、内臓の除去やマイナス20度で24時間以上、冷凍するなどして予防を徹底するよう呼びかけています。