地元の伝統工芸品の魅力を学んでもらおうと、宮城県白石市の小学校13日、こけしの絵付けの体験が行われました。子どもたちが一生懸命描いたこけしの出来栄えは?

白石第一小学校で行われたこけしの絵付け体験には、6年生58人が参加しました。

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弥次郎系のこけし工人、上田康友さんと池内潮音さんの2人の指導のもと、白木のこけしに、墨汁や絵の具を使ってていねいに絵付けをしていきました。

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この絵付け体験は、伝統工芸品に理解を深めてもらおうと、毎年、白石市内の9つの小学校などで開かれています。児童らは、細かい作業に悪戦苦闘しながらも、およそ1時間かけて作品を仕上げました。鮮やかな着物姿から、サクラやモミジをあしらったものなど、どれも子どもたちの個性があふれています。

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小学生:
「仙台弁こけしていうこけしがありまして、それを真似して描いてみました。白石でしかできないので、すごく良い体験をした」

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「難しいところもあったけど、色々できて楽しかったです。細かい部分とか、サクラの部分とか描くのが難しかったです」
「カラフルな着物を着ているこけしを作りたかったんですけど、いろいろと手についた絵の具とかであんまりうまくできなかった。これからも(伝統を)受け継いでいきたい」

児童らが絵付けしたこけしは、5月3日から5日までホワイトキューブで開かれる全日本こけしコンクールの会場に展示されます。