宮城県多賀城市で開かれている貴重な仏像などを集めた「奈良・東北のみほとけ展」に展示されている東北最古の仏像が、一日だけ仙台の寺に里帰りし公開されました。

高橋未来記者:
「いま、観音菩薩立像が丁寧に運び込まれています」

TBC

仙台市太白区の十八夜観世音堂に里帰りしたのは、東北最古の仏像・観音菩薩立像で、多賀城市の東北歴史博物館で開催中の「悠久の絆奈良・東北のみほとけ展」の会場から3日朝、運び込まれました。

TBC
TBC

地元の人:
「奈良時代からということでパワーを頂けるような感じがしました」

TBC

「すばらしいですね。歴史を感じます」

TBC

十八夜観世音堂では、観音菩薩立像を5月3日の祭の日に3年に1度、公開してきましたが、新型コロナの影響で中止していました。里帰りした本尊が6年ぶりに開帳され、待ち望んだ地元の人たちが謹みながら手を合わせていました。

十八夜観世音堂保存会 渡邉由之会長:
「こちらの地域の守り本尊というような位置づけですので、やはりみなさまもこちらを頼りに来ていただきたいと思いますし、観音様もこちらの地域を守っていただきたいという風に思っています」

十八夜観世音堂保存会 渡邉由之会長

観音菩薩立像は、3日夕方東北歴史博物館に戻され、4日からまた奈良・東北のみほとけ展で展示されます。