全国のこけし工人が最高の技を競いました。国内最大規模のこけしの祭典「全日本こけしコンクール」が、3日から宮城県白石市で始まりました。

白石市などが主催する「第65回全日本こけしコンクール」。全国186人のこけし工人が、昔ながらの伝統こけしや自由な発想の創作こけしなど5つの部門に786点を出品しました。

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審査の結果、最優秀賞にあたる「内閣総理大臣賞」には山形県の田中惠治さんの「蔵王高湯系伝統こけし」が選ばれました。

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会場には、「東北放送賞」に選ばれた青森県の笹森淳一さんの「津軽系伝統こけし」など入選作品65点を含む全ての応募作品が展示されています。

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また、こけし工人らによる実演販売なども行われ、訪れた人は、匠の技にふれながら気に入ったこけしを買い求めていました。

訪れた人:
「全体的に素朴で良い。きょう買ったこけしは一番見えるところに置く」
「系統によって違って、絵柄も見るのが楽しみです」

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「全日本こけしコンクール」は、5日まで白石市の「ホワイトキューブ」で開かれています。